【必読】ミッドセンチュリーの本当の意味を知ってください

ミッドセンチュリー

基本に戻り、今回は「ミッドセンチュリーってなに?」について書きます。

さらに「ミッドセンチュリー」の”現在の使われ方”についても書きます。

同時に「ミッドセンチュリーモダン」の説明もしています。

私も実店舗を経営していて直接お客さんたちと接するのでよくわかるのですが、いわゆる”ミッドセンチュリーブーム”を経験した世代から一周していますし、「ミッドセンチュリー」が何か全然知らない人も増えました。ブームを経験した方は現在30代後半以上ですかね。

40~50代の方はドンピシャです。

90年代から00年代の初めまでここ日本でミッドセンチュリーブームがありました。イームズブームもありました。 相当バブリーな時代でした。これには雑誌と裏原が根強くかかわってきます。 そんなバブルを経験しずに、バブル後に仕事を始めた人間は良い時代を経験できませんが、その代り良いこともあります。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告




ミッドセンチュリーの言葉自体は”世紀の真ん中”を意味します

”Mid-Century”ですから、ミッド(真ん中)なセンチュリー(世紀)ということです。

それを、家具インテリアの業界では20世紀中盤のデザインの呼称として使用しています。
だいたい40年代~60年代ですかね、その辺がミッドセンチュリー(期)です。

ミッドセンチュリーモダンとも表現します。正確な年数で区切ってはいませんから世紀の真ん中ぐらいはだいたいミッドセンチュリーです。

たまにある質問として「北欧とミッドセンチュリーの違いは?」のようなものがありますが、これは地域と年代を比べているようなものなので比べられないです。

いろいろなミッドセンチュリーがありました

ですから、ミッドセンチュリーはその年代のデザインを総称する呼び方です。

アールヌーボーやアールデコのように、その年代を象徴するデザイン様式のことですね。

なので一昔前までは国ごとに呼称を分けてもいました。

アメリカンミッドセンチュリー】

【ヨーロピアンミッドセンチュリー】

スカンジナビアンミッドセンチュリー】

【ジャパニーズミッドセンチュリー】

このようにです。

単純に【世紀の真ん中頃なデザイン】という意味ですが、国ごとに特徴や流れが全然違いますから”どこの”ミッドセンチュリーデザインかが情報として必要でした。

ただ、ミッドセンチュリーデザインのなかでHerman Miller社やKnoll社といった著名な家具デザイナーを抱えるアメリカの家具メーカーを中心としたブームがありました。

デザイナーで言うと、イームズ夫妻やジョージ・ネルソンやエーロ・サーリネンといったアメリカの家具デザインの人気が急激に高まった時期です。

”イームズ”の名前は有名ですが、イームズと検索すると間違った情報や嘘や誤解がある情報がほとんどです。 イームズとはいったどんな人物か、どんなことをしたのか、詳しく正しい情報をお伝えします。 もともとは建築家であり、家具のデザインだけでなく映画撮影までしていました。
イームズというとチャールズ・イームズのことを指すことが多く、もしくは「イームズ夫妻」と二人組で紹介されており、レイ・イームズ彼女自身に焦点を当てたストーリーはあまり見ません。 そこで彼女の生涯を書きました。
建築家であり家具もデザインしたエーロ・サーリネン。ペデスタブルシリーズやウームチェアはあまりにも有名です。 Knollとの関係も深い彼のストーリーを書きました。チャールズ・イームズとも関係が深い人物です。
ジョージ・ネルソンはハーマンミラー社のデザインディレクターを務めたことで、イームズやジラードを同社に導き、ハーマンミラー社を世界的なファニチャーメーカーへと成長させました。 自身のデザインであるネルソンベンチや名作家具も世に多く残しています。

そのブームが日本で1990年代の後半から2000年の前半までありましたので、ミッドセンチュリーはアメリカ感が強かったかもしれません。

それがミッドセンチュリーブームです。そしてイームズブームです。

それによって徐々にミッドセンチュリー=アメリカの20世紀中期ごろのデザイン】となりました。

ミッドセンチュリー

それが今となっては、なんとなくダークトーンの濃い木の色の家具やプラスチック系の椅子があったら”ミッドセンチュリーインテリア”などと呼ばれており、もはや言葉の意味の原型が無くなっています。

50年代ごろのアメリカの家具は、濃い木の色の家具が中心のコーディネートだったのでその印象からでしょう。

ということで、正しい「ミッドセンチュリー」の意味は、40~60年代の家具を指すデザイン様式のことです。

私も経験しているのですが、10年ぐらい前ぐらいまではお店の展示でもイームズシェルチェアにイームズコントラクトテーブル、そこの照明にデンマークのルイスポールセン社の照明PH5を飾って「ミッドセンチュリー」というコーディネートになっていました。

今ミッドセンチュリーというと、北欧要素を排除しないと呼ばれないみたいになってしまっています。これは私はおかしいと思うのですが・・・

しかし、第二次世界大戦にてアメリカは軍事技術を生かして家具の製造技術も飛躍的に進歩しました。特にイームズのプライウッド製造技術により飛躍的に家具の幅が広がりました。そしてFRPを利用したイームズプラスチックチェアが作られたように、新たなデザインムーブメントが発生した年代のデザイン様式をミッドセンチュリーとカテゴライズするのなら、「ミッドセンチュリー=50年代頃のアメリカの家具」というのは合っていますよね。

それでも何でもミッドセンチュリーと呼ぶのではありません。

ハーマンミラー社で正規復刻されているイームズシェルチェアは素材が3つあります。 それぞれはどんな目的で、どんな要望に合わせて選べばよいか難しいと思います。 それをプロの目から説明しました。わかってもらえるはずです。

北欧は北欧でミッドセンチュリーとは別ジャンルみたいに扱われていますけど、それは正しくありませんね。北欧の20世紀中頃の家具は先述のスカンジナビアンミッドセンチュリーが正しいです。

どうしてこんなことを書くかというと、偏見によって家具コーディネートの幅が狭められるのがあまり良い流れに行かないと感じるからです。

家具の販売をしていて思うのは、こうした誤った固定概念により本当は求めている家具デザインを諦めるケースがあるからです。(これはミッドセンチュリーだからダメだ・・・みたいなことです。)

そもそもイームズのプライウッド家具だってルーツはデンマークのアルヴァ・アアルトだったりします。背景をよく知ると変な先入観を持たずもっと自由にインテリアコーディネートができるはずです。

ところで私は以前からあまりミッドセンチュリーという言葉を使っていません。

「モダンデザイン」やイームズの家具だったら「アメリカンモダン」とのような言葉を使っています。

ミッドセンチュリーと伝えたい場合は「ミッドセンチュリーモダン」と言います。もしくは「ミッドセンチュリー期」ですね。

言葉の表現は変わるものなので正しく使うことを強制したいわけではなく、もともとは違うんですよという話ですので参考になると良いです。

90年代から00年代の初めまでここ日本でミッドセンチュリーブームがありました。イームズブームもありました。 相当バブリーな時代でした。これには雑誌と裏原が根強くかかわってきます。 そんなバブルを経験しずに、バブル後に仕事を始めた人間は良い時代を経験できませんが、その代り良いこともあります。

ミッドセンチュリー期の名作を求める方は下記へどうぞ。

Herman MIllerとイームズの専門家がミッドセンチュリーデザインを中心に優れた知識と提案をしています。個人法人問わずアーロンチェア リマスタードのご購入は当店が最高です。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告