名作椅子イームズアルミナムグループチェアのストーリー

イームズアルミナムグループチェア

– Eames Aluminum Group Chair –

デザイナー:Charles & Ray Eames

名作オフィスシーティングチェアとして君臨するこの椅子は、もともと”ある邸宅”のためにデザインされた椅子から製品化されたものです。

”イームズ”の名前は有名ですが、イームズと検索すると間違った情報や嘘や誤解がある情報がほとんどです。 イームズとはいったどんな人物か、どんなことをしたのか、詳しく正しい情報をお伝えします。 もともとは建築家であり、家具のデザインだけでなく映画撮影までしていました。
イームズというとチャールズ・イームズのことを指すことが多く、もしくは「イームズ夫妻」と二人組で紹介されており、レイ・イームズ彼女自身に焦点を当てたストーリーはあまり見ません。 そこで彼女の生涯を書きました。

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カミンズエンジン社の創業者であるアーウィン・ミラーの住宅をインディアナ州コロンバスに建設する際に、建築をエーロ・サーリネンが担当し、内装をアレキサンダー・ジラードが担当しました。

建築家であり家具もデザインしたエーロ・サーリネン。ペデスタブルシリーズやウームチェアはあまりにも有名です。 Knollとの関係も深い彼のストーリーを書きました。チャールズ・イームズとも関係が深い人物です。
アレキサンダー・ジラードはハーマンミラー社のテキスタイル部門のデザインディレクターとして活躍しており、多くの魅力的なファブリックを世に送り出しました。 建築家でもあり、家具や内装のデザインもして、民芸品のコレクターでもある彼の生涯を書きました。

その邸宅のために「屋外用の上質な椅子が欲しい」と考えたジラードは、チャールズ・イームズに家具の製作を依頼しました。当時はアウトドアに使える良い家具があまり無かっただからだそうです。

イームズはフレームからベースにアルミダイキャストを採用して、背と座には合成繊維のメッシュ素材を張りました。当時としては他に無い構造のデザインでした。

フレームで張地を引っ張る構造は、今までの堅い座面の椅子を脱却しつつ見た目にも美しいフォルムとなっています。

インドアアウトドアグループ

その椅子が1958年にはハーマンミラー社より製品化され発売されました。

発売当時の名前は「indoor / Outdoor Group」です。上の画像は発売当時の広告です。一目で屋内外どちらでも対応していることがわかります。

この2年後の1960年には肘掛が付いたダイニング向けが発売されました。

イームズアルミナムグループチェア

https://www.hermanmiller.com/ja_jp/products/seating/office-chairs/eames-aluminum-group-chairs/product-images/eames-tables/ca34c41d-7811-4a8a-99f6-34fbc2711673/

そして1969年には皆さんご存知の仕様となり、オフィスやデスク向けのマネジメントチェアとエグゼクティブチェアが発売されました。ファブリックやレザーを採用することで幅広い空間に合わせて対応することが出来ます。

これにより名称が「イームズアルミナムグループチェア」となりました。

現在はベースを5本に分かれた脚に変更をし、張地のラインナップも格段に増えることでますますその汎用性の高さを広げています。※キャスター仕様のみ

また、シッティングポケットという工夫によりお尻の部分がくぼみ、レザーの背と座の部分はウェルダー加工(熱加工)をするという工夫が施されています。

イームズデザインに限らず、レベルの高いオフィスチェアとして現在も一般的に使われています。

伝統を感じる空間や椅子を求める際には非常に親和性が高い椅子であり、その頑丈さから何十年と使用されている実績もあります。

なお、模倣品が溢れている製品ではありますが、イームズは商標登録されているデザインのため正規品かつ本物はハーマンミラー社のみとなっております。(EUはヴィトラ社)

リプロダクト家具、ジェネリック家具、デザイナーズ家具といったら模倣品が大量に出回っています。 意匠権が切れている、ライセンスが切れているなどいろんな説明で合法アピールしていますが、実際には商標権の侵害をしているので不正な製品です。 リプロダクトとは何かをよく理解してください。

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