彼のストーリーはハーマンミラー社のシーティングのストーリーでもあります。
あのアーロンチェアの生みの親でもあります。
Bill Stumpf (ビル・スタンフ)
1936 ~ 2006
1936年 彼はミズーリ州セントルイスで生まれました。
チャールズ・イームズと同じ場所です。
年数など詳しい詳細は不明ですが、イリノイ大学を卒業した後にウィスコンシン大学を修了したそうです。
同大学に手助手として教鞭をとっていたという記載もあります。
1970年 彼がハーマンミラーリサーチコーポレーションにスタッフとして加わったところからハーマンミラー社との関係がスタートしました。
1972年 自身の事務所である”スタンフ・ウェバー・アソシエイツ”を立ち上げます。
1974年 「アーゴンチェア」をデザインしました。
ハーマンミラー社からリリースされた彼の最初の製品です。 (1976年とも書いてある場合もあり)
これがアーゴンチェアです。アー”ロ”ンチェアのうち間違いではなく、ちゃんと”Ergon Chair”ですから合っています。。写真はアーゴン3です。2と3までありました。
1984年 ドン・チャドウィックと協力して「エクアチェア」をデザインします。
これがエクアチェアです。エクア2まで存在し、上写真はエクア2です。
1994年 ドン・チャドウィックと再共同して作り上げられたのがあの伝説的な「アーロンチェア」です。
もはや説明不要の傑作ワークチェアです。
オフィスチェアの歴史を変えました。
2006年 新しいワークチェア(のちにエンボディチェアとなる)とデスクの開発に取り組んでいましたが、手術の合併症で亡くなりました。
2008年 そして仕事を引き継いだジェフ・ウェーバーの手により「エンボディチェア」が完成します。同年エンベロップデスクも発売されました。
彼は人間工学に基づいて画期的で先進的なワークチェアを設計した先駆けでした。
特にアーロンチェアの評判はすさまじく、のちの椅子業界に与えた影響は大きいです。
ドン・チャドウィック、ビル・スタンフ、両名とハーマンミラーとの協力があったことで現在の優れたオフィスシーンが作られたといっても過言ではありません。
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