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ジョージ・ネルソンの名作照明バブルランプの歴史と正規品とは

– Bubble Chair –

デザイナー:George Nelson (ジョージ・ネルソン)

 

バブルランプとはジョージ・ネルソンがデザインをしたアメリカンモダンデザインを代表する照明の一つです。

現在ではハーマンミラー社により正規復刻され製造販売されています。

私の好きな照明ベスト3に入るほど思い入れがあるのですが、そんなバブルランプがどうやって生まれたのかストーリーを書きます。

 

ディレクションの天才「ジョージ・ネルソン」のストーリー
ジョージ・ネルソンはハーマンミラー社のデザインディレクターを務めたことで、イームズやジラードを同社に導き、ハーマンミラー社を世界的なファニチャーメーカーへと成長させました。 自身のデザインであるネルソンベンチや名作家具も世に多く残しています。

 

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ミッドセンチュリーモダンを代表する名作照明

バブルランプは1952年に米国ミシガン州のハワードミラー社から発売されました。

ハワードミラー社はハワード・ミラー(人名)の会社でして、ハーマン・ミラー(人名)の息子の会社です。つまりハーマンミラー社とハワードミラー社は関係が深いです。

 

もともとはハーマンミラークロックカンパニーだったものをハワード・ミラー指導のもと分社化して改名をすることで「ハワードミラー」という会社名になりました。(当初はハワードミラークロックカンパニーでした)

 

むかしハーマンミラー社は時計を製造していました
イームズプロダクトやアーロンチェアといった高品質な家具メーカーとして知られる米国ハーマンミラー社。 前身の会社から数えると100年以上経営している老舗メーカーだけあり、過去には時計を手掛けていたこともあります。 あまり知られていないハーマンミラー社の時計について書きました。
【Herman Miller】ハーマンミラーとはどんな家具メーカーか説明します
米国ミシガン州に本社をおくアメリカンモダンデザインを代表する家具メーカーであるハーマンミラー社について、ハーマンミラー正規販売店をやっている私が説明します。 業界内部の表には出てこない話です。

 

ジョージ・ネルソンの壁掛け時計「ネルソンクロックシリーズ」はハワードミラー社から発売されました。

ヴィンテージ市場がハワードミラー製なのはこのためです。

 

ボールクロックのデザイナーは誰かという話
50年代のミッドセンチュリーモダンを代表する時計の一つといえばジョージ・ネルソンがデザインしたボールクロックです。 ポップでキッチュなこのデザインは、多くのファンに愛される逸品です。 しかしデザイナーのクレジットは今やネルソンではなくなりました。本当のデザイナーとストーリーを書きます。

 

50年代当時は、どうも家具以外の製品に関してはハーマンミラー社ではなくハワードミラー社から発売をしていたみたいです。

そこで照明であるバブルランプもハワードミラー社から発売されました。

 

バブルランプはどのように生まれたのかは渡辺 力 著書の「ハーマンミラー物語」の内容を抜粋しつつ書きます。

 

ハーマンミラー物語は最高の一冊です【ミッドセンチュリーのバイブル】
この業界、本がすごく大切です。重要な情報の多くは古い本から収集します。 最近の本でも絶対に読んでおかないとならない本があります。それがこのハーマンミラー物語です。

 

1951年か52年の話です。

ニューヨークでスカンジナビアンデザインを扱うお店に行ったジョージ・ネルソンは、そこでスウェーデン製の照明に出会います。それは鋼線で球形を作り、表面に絹を張りつけたものでした。

ネルソンはその照明に目を付けていたいたところ、後日、その照明の展示品がセールされるということを聞きつけて再度ネルソンはお店に訪れます。

しかしセール(安売り)されていたのにもかかわらず、あまりに高額だったことに若干憤りすら感じたネルソンは購入が出来ずに引き返すことになりました。

帰り道、ネルソンはニューヨークタイムズに掲載されていた客船を保存するためにプラスチックの液を吹き付けるという記事を思い出します。

すぐに自分の事務所に戻りネルソンは早速針金で球形をつくり始めました。

秘書には繊維メーカーを探させ、翌日の晩にはバブルランプの試作品が出来上がったそうです。

 

そして完成したブルランプは1952年にハワードミラー社から発売されました。

 

売上は上々でしたが、随分と当時もコピーされまくったそうです。

コピー品対策として販売価格を下げるという苦しい手段をとってしまいましたら、それによりバブルランプに太刀打ちできなくなりコピーは見かけなくなったと当時の記事に書いてあります。

 

俗説みたいなものとして、”バブルランプはイサム・ノグチのAKARIを真似した”という話がありますが、正しくは、”バブルランプを見たイサム・ノグチが”自分の照明を真似された”と感じて憤慨したということを、”剣持勇に話した”というものだそうです。

 

彫刻家でもあり家具もデザインした【イサム・ノグチ】のストーリー
イサム・ノグチは彫刻家でもあり家具もデザインした多彩な人物です。 非常に評価も高くAKARIシリーズという照明を製作した人物としても知られています。 彼の人生や実績を書きました。

 

ノグチの話が実際にあった話かはわかりませんが、デザインは確かに似ている部分があると思います。

ですが成り立ちや製造方法がまったく違います。

だから似ているかもしれませんが全然違う照明です。

 

クラフト的な工程で作られるのAKARIに対して、ID的とも言いますが工業的な工程で作られるのがバブルランプです。製造方法も考えも違うものです。

だから違うデザインです。

 

似ていても成り立ちや用途が違うのなら違うデザインというのが「デザイン」です。

#と井は似ていますが別物ですよね。

 

バブルランプはしばらくして製造が終了しましたが、それから随分といろいろあって、2016年にとうとうハーマンミラー社からの正規復刻がされました。

(いろいろが皆さん知りたい部分かもしれませんが、公には書きづらい話があるのでここでは割愛します。私はM社のことからすべての成り立ちを知っていますので正確に答えられます)

 

ところで、バブルランプのデザイナーといえばジョージ・ネルソンですが、正確に言うとするとネルソンアソシエイツのウィリアム・レンウィク(William Renwick)が手掛けたみたいです。

あんまり情報がない人ので詳しく書けませんが、1951から57年までジョージ・ネルソン・アソシエイツの副社長でもありデザイナーだったそうです。

彼はネルソンの前にレイモンド・ローウィー・アソシエイツに在籍していたそうです。

 

バブルランプのストーリ通りに考えるなら、原型をネルソン自身が作り、それを製品化に至らせるために尽力したのがレンウィクということでしょうか。

ジョージ・ネルソン・アソシエイツの珍しいと思うところは、メンバー個々のデザイナーの名前が残って公表しているところでしょう。

アーヴィン・ハーパーが特に有名ですよ。

 

アーヴィン・ハーパーのストーリー
マシュマロソファやボールクロックの真のデザイナーであり、ハーマンミラーのロゴをデザインした優秀な人でした、

 

まあでもバブルランプはネルソン(アソシエイツ)の作品と呼んで良いと思います。
ネルソンは人名でもあり会社名ですから。

 

ということで、ミッドセンチュリー期のみならず、名作照明として名高いこのバブルランプは空間のアクセントとしても優秀ですよ。

 

バブルランプの購入は下記からどうぞ。

case study shop NAGOYA

 

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