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人型の影のような名作椅子オリヴィエ・ムルグの「ブルーム」

bouloum

– Bouloum –

デザイナー:Olivier Mourgue  (オリヴィエ・ムルグ)

 

先日行った埼玉県立近代美術館でも展示されていたオリヴィエ・ムルグの「ブルーム」も名作椅子です。※読みはブールームまたはブルム

これでもちゃんと椅子というカテゴリーに入ります。細かく言うとチェイスですね。つまり寝椅子です。

人型そのものであるインパクト大のこの椅子は大阪万博と関わりのあるデザインです。

 

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人型椅子

ブルーム

オリヴィエ・ムルグはフランス・パリの家具インテリアデザイナーです。

オブジェ的なアーティスティックなデザインをした家具を手掛ける彼の作品にはファンが多く、特に「ジン」は映画「2001年宇宙の旅で」の内装に採用されたことが有名です。

 

このブルームはまるで人の影の上に寝転がるような不思議なデザインであり、幼友達の名前から付けられた名称となっています。1968年にデザインされ1969年に製品化されました。

ポリウレタンフォームにスチールパイプを入れて形作り生地張りにしています。ちゃんとジッパーも付いているので着せ替え可能です。

ムルグはこの椅子を連れて旅行に行き、様々な場所で記念撮影をしてエピソードとともに書き残しています。

なんというか、アクティブですね。

 

フランスパビリオン

(書籍 日本万国博覧会 上巻)

そんなオリヴィエ・ムルグは1970年に開催された大阪万博の際に、ピーエル・ポランとともにフランス館をデザインしました。

写真はまさにそのフランス館の写真です。入口に人型オブジェが置いてあることからムルグが携わっていることがよくわかります。

この建物自体も名作で、1400個のストロボライトで覆われた光景から”太陽の傘”とニックネームが付いていました。

 

ブルム

ムルグは主にインテリアデザインを手掛けました。

会場では大量のブルームを吊るしたり、FRP製のブルームベンチを設置したり、ブルーム自体をパーテーションにするなど数多くの場所で使いました。

その光景に話題も集まったそうです。

 

大阪万博ではブルームがベンチとして各所に配置されていたと聞いたことがあります。本当かどうかはわかりません。

何せ私も訪問したことは無いです。

 

個人的にブルームはちょっと怖いです。物言わぬ迫力があります。

その奇妙さが良いんですけどね。

スペースエイジの傑作です。

 

最初の製品化をカナダのアルコナ社が行いましたが、いまこの椅子がどうなっているのかは私もよく知りません。どうも復刻されているみたいなのですが、その辺のストーリーはまた調べておきます。

 

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