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人名や社名のカタカナ表記が変わる

カタカナ表記の話

 

海外のデザイナー名やメーカー名などを翻訳するときにカタカナ表記にするのは普通です。

例 George Nelson → ジョージ・ネルソン

 

別にデザイナーに限らず何でもそうですよね。俳優だって車だってなんだってカタカナ表記します。

便利な言語です。カタカナ。

 

その代りカタカナがあるので日本人は英語が出来ない説もあるのですが・・・

まあそれは今回の話とずれますから本題に入ります。

 

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カタカナは海外の言語を何でも日本人が読めるように出来る便利なツールがですが、カタカナは微妙なニュアンスまで表現は出来ないのが欠点でもあります。

実際の発音とは違ったものになりますよね。カタカナ英語をそのまま読み上げても実際の英語圏の人には通じません。

 

ところで、ひと昔前に比べるとデザイナー名のカタカナ表記が変わったと気づいたことがありませんか?

例えば以前はアレキサンダー・ジラルドと表記していたのに、いつのまにやら今はアレキサンダー・ジラードになっていたりして違和感を覚えているかもしれませんね。

 

テキスタイル、建築、家具をデザインした「アレキサンダー・ジラード」
アレキサンダー・ジラードはハーマンミラー社のテキスタイル部門のデザインディレクターとして活躍しており、多くの魅力的なファブリックを世に送り出しました。 建築家でもあり、家具や内装のデザインもして、民芸品のコレクターでもある彼の生涯を書きました。

 

公式でカタカナ表記を変更した理由は明言されていませんが、単純にカタカナでの表現を、昨今ではよりネイティブの発音に近づけるように公式でカタカナ表記を変更したのだと私は考えます。

 

確かにネイティブの発音で”ジルド”なんて発音しませんものね。Rの部分は曖昧ですから”ジラード”が表記としては正しいと思います。つまり最初の”ジラルド”表記が違っていたとも言えますね。

 

そんなことで、最近では他にも変更されたカタカナ表記があるので私が知る限り書いていこうと思います。

 

人名編

 

Alexander Girard

過去 アレキサンダー・ジラルド

現在 アレキサンダー・ジラード

 

Enzo Mari 

過去 エンゾ・マーリ

現在 エンツォ・マーリ

 

理想の社会を構築するデザインを生み出す「エンツォ・マーリ」のストーリー
イタリアンモダンデザインの重要人物であり、今なお現役で活躍する重鎮です。 エンゾ・マーリと今まで表記されていましたが、現在はエンツォ・マーリと表記を変えています。 ダネーゼには欠かせない作品の彼自身のあまり知られていない話です。

 

 

Verner Panton

過去 ヴェルナー・パントン

現在 ヴァーナー・パントン

 

パントンチェアで有名な北欧の奇才ヴァーナー・パントンのストーリー
パントン自身のことは、あまりよく知られていません。情報も少ないので珍しい内容になったと思います。 以前まではヴェルナー・パントンという表記でしたが、最近はヴァーナー・パントンになっていますよ。

 

 

Pierre Paulin

過去 ピエール・ポーリン

現在 ピエール・ポラン

※F031デスクやリボンチェアを50~60年代にデザインしたフランス人デザイナー

 

Herbert Matter
過去 ハルバート・マター

現在 ハーバート・マター

※米国のグラフィックデザイナーであり写真家(もとイームズのメンバーでノルと関係が深い)

 

Arne Jacobsen

過去 アルネ・ヤコブセン

現在 アーネ・ヤコブセン (但しアルネ表記と併用されている場合あり)

※デンマーク建築のモダニスト

 

メーカー、ブランド名編

 

REXITE

過去 レキサイト

現在 レキシート

※イタリアの文具、家具メーカー

 

Knoll

過去 ノール

現在 ノル

 

アメリカンモダンデザインを代表する家具メーカーKnoll(ノル)の詳しい説明
あまりKnollのことは知られていないと思うので、知ってもらえると良いことを書きました。 バルセロナチェア、チューリップチェアと名作が数多くラインナップしているアメリカンモダンを代表するメーカーです。

 

これにより人名では省きましたが、フローレンス・ノル、ハンス・ノルも自動的に変更されました。

 

フローレンス・ノルのストーリー
Knollにおいてもっとも重要な人物のひとりであり、ミースやサーリネンなど優秀なデザイナーを同社に導いた立役者でもあります。 彼女はデザイナーとしてモダンで名作な作品を残しています。
ハンス・G・ノルのストーリー
米国Knollの創業者であり、優秀なセールスマンであった彼は、アメリカンモダンファニチャーに大きく貢献しました。 彼がいないと今日のモダンはなかったかもしません。

 

 

以上です。どうでしたか?軽い雑学みたいな内容でした。

 

主にRやLが入る発音部分が変更されています。

書いておいてなんですが、思ったより数が少なかったのでボリューム不足でした。

他にあるようでしたら随時更新していきますね。

 

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