フローレンス・ノルのストーリー

Knoll社を語る上で絶対に外せない重要人物であり、優れたデザイナーでもあります。

Florence Knoll (フローレンス・ノル)
1917 –

1917年 彼女はミシガン州サギノーにあるパン屋の家に生まれました。

生まれの名前はFlorence Schustです。

12歳の時に孤児になり、銀行家の後家人が、彼女は早くから建築に興味があったことから
クランブルックアカデミーに隣接したキングスウッドスクールに入れました。
クランブルックアカデミーの学長であったエリエル・サーリネンは、彼女を養女として迎えいてました。
そんな訳でエーロ・サーリネンとは義兄弟ということになります。

当時のクランブルックアカデミーには、チャールズ・イームズレイ・カイザーハリー・ベルトイア、ドン・アルビンソン、エーロ・サーリネンなどなどなど、後の伝説たちが在籍していました。
そこでフローレンスは”Shu”というあだ名で親しまれていたそうですよ。

1937年(38-39年説あり) ロンドンに留学しAAスクールに通います。

しかし、第二次世界大戦の影響で二年で帰国することになります。

1940年(41年説あり) エリエルとアルヴァ・アアルトの推薦で今のイリノエ工科大学に入学。
そこではミース・ヴァン・デル・ローエの下で勉強しました。

1941年 ボストンのマルセル・ブロイヤーとウォルター・グロピウスの事務所で働いた後、ニューヨークに行き、Harrison and Abramovitsに就職。

そこでハンス・G・ノルと初めて会います。

1943年 ハンスから仕事の依頼があったのがきっかけでKnoll Companyに雇用されます。

1946年 ハンス・ノルと結婚。

Knollにおいて彼女はエーロ・サーリネン、ハリー・ベルトイア、ミース・ヴァン・デル・ローエとの交友関係からKnoll社から製品をリリースできるように貢献しました。
また、彼女の建築的な考えで、オフィスの効率化や問題点を解決し、顧客のニーズにも答え、そこにKnollのモダニズムを取り入れるノルプランニングユニットという画期的な概念を提供していきました。
IBM、GM、CBSといった大手有名会社で取り入れられましたよ。

1947年 Knoll Textilesを立ち上げます。

家具だけでなく内装にも向けた高品質なテキスタイルの販売を始めます。

1955年 ハンスが自動車事故で他界。

1957年 実業家?資産家?と再婚。

1958年 Knoll社の社長に就任します。
55-58年の間の代表はよく知りません。ハンスが亡くなったあとKnollを率いていたのは彼女らしいのですが、社長に就任したのは58年で合っているみたいです。

1960年 彼女はKnoll社長を退任し、しばらくはデザインディレクターとして仕事をしていたそうですが、1965年にこの業界自体を引退します。

その後はフロリダで暮らしているとかどうとか。

2017年6月現在、ご健在です。

彼女はKnoll社に置いて家具のデザインをいくつも残していますよ。

Knollの思想を凝縮したような、都会的で洗練された素材選びとデザインだと思います。
そして、ミースやバウハウスの影響を受けているのでしょうね。

フローレンスはデザイナーであり建築家でもあったとともに、企業家でもあったことが重要です。
ハンスとフローレンス、二人を知ってこそKnoll社のことを理解できますよ。

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