アーロンチェアを代表とする革新的かつ世界最高峰のオフィスチェアを製造する「ハーマンミラー」社がデジタルデバイスを開発するロジクールブランドの「ロジクールG」とゲーマー向けの次世代高性能家具の研究、デザイン、製造における独占パートナーシップ契約を結んだのは記憶に新しいです。
予定では春に発表するはずだったゲーミングチェアが、コロナウイルス問題により延期していましたがとうとう2020年7月23日に発表と同時に発売となりました。
>>ハーマンミラーとロジクールGによるeスポーツ向けゲーミングチェアが発売へ
ハーマンミラーとロジクールGとの共同で開発された詳細
エンボディチェア自体の詳しい説明は下記リンクをご覧ください。

同時にデスクとモニターアームの発表もありました。
ハーマンミラーX ロジクールGのエンボディゲーミングチェア
小売価格¥214,225(税込)
人間工学に基づいてデザインされた快適に過ごせるデザイン
レシオゲーミングデスク
小売価格¥223,390(税込)
ゲーミングデスクに新しい次元をもたらす
オーリンモニターアーム
小売価格¥41,470(税込)
高い機密性と可動
※オーリンモニターアームは以前からハーマンミラー社で発売しているCBS社のモニターアームです。
販売はハーマンミラー正規販売店ではなく、下記の専用オンラインショップのみとなっています。

ハーマンミラー社がどのようなゲーミングチェアを期待されていましたが、同社のエンボディチェアをベースにしたものとなりました。
このエンボディゲーミングチェアは座面にフォーム層を追加したゲーミングシートを装備しており、銅線を入れて熱がこもるのを防ぐクーリングフォームテクノロジーを取り入れています。
エンボディゲーミングチェアとオリジナルのエンボディチェアとの違いは座面と色のみですが座り心地は違います。
エンボディゲーミングチェアはエンボディチェアのシンク生地をベースに、背と座にエンボスを入れてクッション性を増しています。さらに銅線を座面に入れていることで熱を逃がすという工夫をしています。そのため本来のエンボディチェアの面で支える構造とは異なったものとなっています。
オリジナルのエンボディチェアのような背中と座面がくっ付いて全部がフィットするような感覚とは違いますし、何よりエンボディチェアの特徴であるピクセル構造が部分的にしか反映しません。
だからエンボディゲーミングチェアは、この見た目が好み、ロジクールが好きといった場合に選ぶと良いです。
オリジナルのエンボディチェアの方が背中と座面が全体でしっかりフィットしてピクセル構造をしっかり体感で着て座り心地は自然です。本来のエンボディチェアの良さはオリジナルエンボディチェアにこそあります。シンク生地もメドレー生地も追加クッションがない分だけ熱がこもりづらいです。
バランス生地については通気性がもっとも高く、エンボディチェア本来の性能を発揮しています。
エンボディチェア本来のコンセプトを求める方はオリジナルエンボディチェアを選んでください。
それからエンボディチェアはフットレストが無いと使いづらいので必要です。アームカバーも必要です。
そして重要なのは保証が12年の椅子ということです。
10年以上も使い続けることを想定した色選びをしたほうが良いです。今だけでなくこれからもずっと使い続けられる椅子デザインが良いので、10年後もゲーミングモデルを使うかということをよくお考え下さい。
それにしてもまさかのエンボディチェアをそのまま活かしてくるとは驚きです。
ですが、ハーマンミラー社がeスポーツ参入の記事↓を書いたときから私は若干予想をしていました。

そもそもエンボディチェア自体がゲーミングチェアとしてもトップクラスの快適さでしたからね。
ゲーミングチェア市場に向けてどのような価格でいくのか気になっていましたが、普通にハーマンミラー製品価格で来ましたね。
それにしてもゲーミングチェア市場は1~5万円ぐらいが売れ線ですから、そこに比べるとぐっと高い感じがします。
ただ、基本的に使い捨てで買い替え前提の安いゲーミングチェアと違い、保証12年の高品質と耐久性を持ったエンボディチェアとでは考え方が違います。
ゲーミングチェア市場に向けてもさすがにハーマンミラー社は格の違いを見せつけていますね。
性能が段違いですから。
eスポーツプレーヤーは、長期的な健康上の懸念に加えて、不快感のために集中力を失い、全体的なパフォーマンスが低下する場合があります。
現在の市場にあるソリューションではこうした問題に対応していません。
実際、今日の市場にある製品の多くが研究によって証明された人間工学に基づくデザインよりも、美しさに主眼を置いており、有害無益となっています。
ハーマンミラー社もここまで既存のゲーミングチェアを否定していますから、価格で張り合うことはせず優れたし技術とシーティングレベルの高さで勝負です。
ゲーマー同士でも、このエンボディゲーミングチェアを使っているところを見せつけることで、プレイヤー間でのレベルの違いを感じるかもしれませんね。
このエンボディゲーミングチェアを使っていたらそりゃ本気でしょうから。
(ゲーミングチェア自体はどんなものを使っても皆さんの自由ですし、私も別に人が何を売ってどれを買っても自由だと思っています。)
そのうちアーロンゲーミングチェアとかコズムゲーミングチェアとか出たりして。
※追記 アーロンチェアゲーミングチェアが本当に発売しました。



画像と情報は全て公式HPから https://www.hermanmiller.com/ja_jp/products/gaming/
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