2019年10月18日から青山のKnoll Japan Showroomにて開催されている「Knoll celebrates Bauhaus ミース・ファン・デル・ローエとマルセル・ブロイヤー」展 ― 織田コレクションより― に行ってきましたので展示の模様をお送りします。
残念ながら本日11月2日までの開催のため、行けなかった人はこの記事で雰囲気だけでも感じ取ってください。
「Knoll celebrates Bauhaus ミース・ファン・デル・ローエとマルセル・ブロイヤー」展の様子
この展示で飾らているプロダクトは、椅子研究家の織田 憲嗣 氏が長年かけて収集/研究してきた膨大な20世紀の家具コレクションの一部です。
織田 氏は1946年に高知県に生まれ、百貨店宣伝部勤務後にフリーのイラストレーターなどを経て、椅子研究家となり東海大学教授として教鞭を執りました。
現在は東海大学名誉教授となり、北海道東川町にて「織田コレクションアーカイブ事業」として、自身の1300以上にもおよぶ椅子のコレクションをもとにデザインミュージアム設立に向けて尽力しています。
そんな彼の貴重なオリジナルヴィンテージの中で、Knollと関係が深いミース・ファン・デル・ローエやマルセル・ブロイヤーの名作椅子が飾られていました。
なかなか間近で見ることがない名品をじっくり見学することもできたため、私も良い物が見れて感心しましたよ。
今年2019年はバウハウス創立100周年を記念する年でもあり、バウハウスと関係の深いミース、ブロイヤーの名作家具は注目度が高いです。
歴史を垣間見える貴重な展示イベントでした。
現行正規品と見比べるのも面白いです。なにがどう変わっているかを見ることもできます。このアプローチはノルショールームだからこそできる業(わざ)ですね。
織田 氏のコレクションからバウハウスに関係する小物類もありました。
あまりこうしたアイテムは見ることが無いので逆に珍しいです。Knollのうちわなんてあったんですね。
名作椅子、バウハウス、ドイツデザイン好きにはたまらないイベントでした。
私も貴重な製品をじっくり観察して発見もあったので良かったです。
そしてこのバルセロナチェアはバウハウス創立100年を記念した世界で数量限定365脚のバルセロナチェアです。
日本では僅か2台しかありません。エディションナンバーも付いた貴重品です。確実にプレミアが出ます。
価格は¥1,704,000(税別)です。まだ一台だけ空きがあるそうなので欲しい人はいまのうちにどうぞ。この記事を書いているうちに売れてしまっているかもしれませんけど。
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