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ポール・ケアホルムの家具とハーマンミラーの関係

ポール・ケアホルム

 

デンマーク人家具デザイナーのポール・ケアホルム(1929-1980)の家具は現在も評価が高く、スカンジナビアンミッドセンチュリー期に発表した作品の多くはシャープでソリッドな素材使いながらも、温かさも感じる洗練されたデザインゆえに多くの人々を魅了しています。

 

現在、彼の家具はデンマークのフリッツハンセン(Fritz Hansen)社にて正規品が製造販売されています。

”ケアホルムといえばフリッツハンセン”というイメージが強いのはそのためですが、実はフリッツハンセン社がオリジナルのメーカーではありません。同社は復刻生産であり1982年から製造をしています。

 

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でもケアホルム自身は1952~53年の期間フリッツハンセン社にて働いていました。

その時代にデザインした家具が「PK0」です。当時は試作のみで発売はされませんでしたが1996年にフリッツハンセン社にて数量限定で復刻されます。

 

フリッツハンセン社を去った後に彼がデザインした家具コレクションは1956年からE. Kold Christensen社から製造販売されます。

それから1980年にケアホルムが亡くなるまで製造販売が続けられました。

 

その後、正式にライセンスを得て現在のフリッツハンセン社となります。

 

ケアホルムソファ

 

少し面白い話があって、ポール・ケアホルムの家具は1973~1977年のアメリカで家具を流通させるのにアメリカのハーマンミラー(Herman Miller)社が代理店をしていました。

ハーマンミラー社とポール・ケアホルムが結びつく人はわりと家具マニアだと思います。

年代的にE. Kold Christensen社にて製造していたものを輸入して北米にて販売していたと予想します。

 

ここからは私の完全な妄想なのですが、もしかしたらノル(Knol)l社に対抗するためのポール・ケアホルムだったのかもしれません。

ノル社には代表的かつ同社のアイコン的な1人掛けの椅子としてバルセロナチェアがあります。

 

バルセロナチェアの歴史と正規品がなぜKnoll社なのか解説
有名なバルセロナチェアのストーリーまで知っている人はほとんどいないと思います。 いくつも会社を渡り歩き、ミース・ファン・デル・ローエ自身の想いとともに現在の形に至るまでのお話です。 どうしてKnoll社から発売されるようになったか、どうして正規品かを書きました。

 

こういったデザインの需要に向けてアプローチできる家具が当時のハーマンミラー社には少なかったです。

ケアホルムの家具なら近い顧客に向けて提案が出来ます。

 

もしかしたらこういったことでハーマンミラー社は代理店をしたのかもしれませんね。

 

短期間だけの販売なので、ケアホルムの家具でハーマンミラー社のロゴが付いているものは数が少ないです。

 

ヴィンテージをお持ちの人は、家具の裏にあるロゴを確認してみてください。

 

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