初めて製品化されたプライウッドチェア「イームズチルドレンズチェア」

チルドレンズチェア二脚

– Eames Children’s Chair –

デザイナー:Charles & Ray Eames (チャールズ & レイ・イームズ)

 

イームズデザイン唯一の子供用の椅子です。

そしてこの椅子は軍事用途以外で初めて成形合板(プライウッド)が使用された製品です。

 

【必読】チャールズ・イームズの生涯と詳しい説明
”イームズ”の名前は有名ですが、イームズと検索すると間違った情報や嘘や誤解がある情報がほとんどです。 イームズとはいったどんな人物か、どんなことをしたのか、詳しく正しい情報をお伝えします。 もともとは建築家であり、家具のデザインだけでなく映画撮影までしていました。
レイ・イームズの紹介とその生涯
イームズというとチャールズ・イームズのことを指すことが多く、もしくは「イームズ夫妻」と二人組で紹介されており、レイ・イームズ彼女自身に焦点を当てたストーリーはあまり見ません。 そこで彼女の生涯を書きました。

 

スポンサーリンク

子供用の椅子としては早すぎたデザイン

 

この椅子が発売されたのは1945年です。

イームズ夫妻は戦時中レッグスプリント(足の添え木)の製造に勤しんでいました。

 

イームズ夫妻による最初の作品【レッグスプリント】
イームズ夫妻最初の作品は家具ではなく成形合板で作った添え木でした。 大量に製造販売をしていたことで、この成形合板技術を生かしてその後の名作家具が生まれました。 道具ですが今やアートとして愛されています。

 

その傍ら、レッグスプリントを作る成形合板の技術を生かして家具作りをしていました。

彼ら将来家具のデザインと発表を画策していたからです。

 

イームズチルドレンズチェア

そうして最初に製品としてデザインした家具がこのチルドレンズチェアです。

レッグスプリントで培われた合板技術を発揮して作られたこの椅子は、合板二枚で構成されただけの作りとは思えないほどファッショナブルで剛性もあるよく考えられたデザインです。

同時に背もたれのないスツールタイプも作られました。

背もたれにハートマーク型のくり貫きをしたのは彼らなりの遊び心でしょうか。

エヴァンス社で製造販売をしていました。

 

ヴィンテージチルドレンズチェア

この写真は貴重なオリジナルのチルドレンズチェアです。当時はバーチ材で製作をしていました。

私が昔ガラケー時代に撮影をしたものなので画質はお察しです。

 

ただこの椅子は商業的には失敗をしており、初期製造の5000台のみで生産を終了しています。

また、子供用の椅子ということから無事に現存していることが少なく、ヴィンテージ品は貴重となっています。

 

2005年(日本は2006年)にハーマンミラー社がこの椅子を「イームズチルドレンズチェア」として製品を復刻して製造販売を始めました。

それも数年後には製造販売を終了しています。

子供用の椅子にしては価格が5万円以上したためでしょうかね。

 

現在はヴィンテージはもとより、ハーマンミラー社の復刻品もあまり見かけることがありません。

 

チルドレンズチェアのその後、大人用の椅子としてプライウッドチェアの製品化がハーマンミラー社にて決まりました。

 

イームズ夫妻最初の家具「イームズプライウッドチェア」ストーリー
イームズ夫妻によるプライウッドチェアはハーマンミラー社から初めて発売された椅子です。 そしてここからイームズとハーマンミラーの伝説が始まります。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました