イームズ後期のデザイン「イームズ2ピースプラスチックチェア」とは

2ピースプラスチックチェア

この椅子は一見するとイームズプライウッドチェアに見えます。

同じイームズデザイン、ハーマンミラー社による製造販売ですが、プライウッドチェアとは別物です。

これはTwo Piece Plastic Chair 4-Leg Base upholstered EC 127 (ツーピースプラスチックチェア)という椅子です。

1970年代~80年代まで製造販売されました。デザインはイームズオフィスです。

 

DCM

上写真のイームズプライウッドチェアは40年代に成形合板を使用して作られました。

ツーピースプラスチックチェアは素材をプラスチックに変えた70年以降の新しい試みです。新素材のリデザインといった具合です。

 

イームズ夫妻最初の家具「イームズプライウッドチェア」ストーリー
イームズ夫妻によるプライウッドチェアはハーマンミラー社から初めて発売された椅子です。 そしてここからイームズとハーマンミラーの伝説が始まります。

 

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ファブリックにより座り心地が上がったチェア

ツーピース

2ピースプラスチックチェアは背と座の素材を強化プラスチック(FRP)にして、さらにそこにウレタンフォームを入れたファブリック張りにしています。

成形合板そのままの背と座に比べると座り心地がアップしております。

 

さらに、プライウッドチェアのナイーブな部分を解決しています。

フレームと本体を接合するネジ部分のナットが椅子本体に埋まっています。

プライウッドチェアのように黒いゴムのショックマウントを接着する方法ではないので、その分耐久性が上がっています。

その代り、もしナット部分が破損した場合は全修理となります。中から修理しないといけないからです。
それ以前にファブリックやウレタン部分の使用限界は訪れます。

 

生産期間が短いためヴィンテージ品の数は多くはありません。

しかしその製品の性質上、価格は上がりませんので市場価格は低めです。

 

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