マシュマロソファのストーリー | 名作家具とデザインの話

マシュマロソファのストーリーと本当のデザイナー

マシュマロソファ

以前は私もハーマンミラー社の現行正規品のマシュマロソファを持っていました。

私が正規品なのは当然かもしれませんけど。

ジョージ・ネルソンが1956年にデザインした代表作のひとつであり、奇妙な外観はまるでアートのようで後のポップアートに影響を与えた作品とも言われています。

ジョージ・ネルソンの詳しい説明とストーリーを書きました。ためになりますよ。

ヒルダとマシュマロソファ

このマシュマロソファの当時の製品カタログにはある女性がモデルとして写っています。

マシュマロソファのストーリーは公式で動画がアップロードされており、語ってくれているのが当時ネルソンアソシエイツで勤務していたヒルダ氏です。

マシュマロソファですが、”マシュマロみたいだからマシュマロソファ”には違いありませんが、もうちょっと正しく表現すると”中のウレタンフォームがマシュマロっぽいからマシュマロソファ”ということなんです。

マシュマロソファがどうしてデザインされたのか詳しくは上のyoutubeで解説されています。ハーマンミラー公式HPでもこう説明されています。

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ある日、ジョージ・ネルソンと彼のデザイン事務所で働いていた若手デザイナー、アーヴィング・ハーパーのもとに、一人の発明者から売り込みがありました。持ち込まれてきたのは円盤状に射出成型されたプラスチック。発明者の話によれば、安価に製造でき、耐久性もあるとのことでした。二人のデザイナーはこの素材を一目見ると、スチール製のフレームに18個を並べて取り付けました。これがネルソンマシュマロソファの始まりです。

発明者が持ち込んだクッションは、結局、実用的でないことがわかりましたが、ネルソンとハーパーは自分たちが何気なく生み出したデザインに興味を持ち続け、ハーマンミラーがそれを製造することを決定したのです。

引用Herman Miller Japan HP https://www.hermanmiller.co.jp/products/seating/lounge-seating/nelson-marshmallow-sofa.html

現在ではデザイナーのクレジットはアーヴィン・ハーパーに変更されています。彼が真のデザイナーということです。

マシュマロソファやボールクロックの真のデザイナーであり、ハーマンミラーのロゴをデザインした優秀な人でした、

マシュマロソファは1956年に販売を開始されますが、わずか数年で製造販売が終了します。
そのため現存数が少なく、ヴィンテージ品はレアものです。

理由はいろいろあるのでしょうが、その理由の一つにコストの問題があります。

マシュマロソファは製造するのに非常に工程が多くコストがかかります。

今でこそハーマンミラー社のHPに書かれている通り、動画にあるようにこのマシュマロソファの本当のストーリーが語られていますが、過去にはこんなストーリーがマシュマロソファの定説として存在しました。

ちょっと記憶で書きますね。確かこんなような話です。

ソファという製品は、大きなサイズにすればするほど生地の用尺も増えるので、生地の必要用尺が増えるに従い生地コストが上がります。そこでネルソンが考えたのは、「生地を分割すればコストが抑えられるのではないか?」という手法です。

それがマシュマロソファで、分割したクッションで生地の分割も実現できるということでデザインされました。

しかし、このマシュマロソファはコストカットのつもりでデザインされたつもりが、パーツがわかれることで製造工程が増え逆にコストがかかりすぎたために当時は失敗作と言われた。

なんてような内容です。

これは私もどこの資料を基に覚えていたのかは忘れました。

でもわりとこの説がマシュマロソファのデザインストーリーとして語られていましたよ。何を根拠に誰が言いだしたのでしょうか。

ちなみに、座り心地は「意外と良い」です。
見た目より随分快適な座り心地ですよ。しっかりした安定した良さです。

なによりも見た目のアート感溢れる独創性の高いデザインが魅力です。

家具やインテリアに興味を持ったら、誰もが一度は憧れるソファでしょう。

あとおまけ。

ミシガン州のグランドラピッズにあるハーマンミラー米国本社に世界でただ一つの特注マシュマロソファがあります。 なんと屋外で使える防水のソファなんです。でも防水といっても・・・

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