チャールズ&イームズ夫妻が1960年にデザインをしたイームズウォールナットスツールの名称がイームズターンドスツールに変更されました。
名前が変更になった理由はウォールナットだけでなく別カラーがラインナップに加わったからです。
名称変更と新色
このスツールはハーマンミラー社から発売されていら、今まで名前の通りウォールナットだけで展開されていましたが、2023年に新色としてエボニーが加わることになりました。
エボニーはエボニーという木ではなく黒塗装のことです。
素材がウォールナットではないので値段も安く設定されています。
同時に新しいシェイプも製品化され発売されます。
もともとこのスツールは(確か)8種類がデザインの構想として存在します。
そのうちの一つが今回ラインナップに加わったわけです。
新しい名称のターンド(Turned)はおそらく旋盤という意味でつけられたのだと思われます。
スツールは旋盤加工で製造しているのでそこからでしょう。
名称について個人的にはタイムライフスツールかアフリカンスツールのどちらかの方がしっくりきます。
ですがタイムライフは実在するビルの名称なので、商標的にも名づけるには問題があったのでしょう。
そしたらアフリカンスツールを使って欲しかったです。
このスツールは昔からアフリカンスツールと呼ばれていましたし、デザインのツールはアフリカのスツールからだからです。
カラー展開についてですが、もともとレッドカラーは社内のプレゼント用に製造されていたのは知っており、その経緯で限定発売はされていました。
今回ブラックカラーを作ったということは、次はイエローやブルーなどいくらでも色展開が出来ますし、ウォールナット以外の木材展開も可能です。
これをやりだすと何でも作れてしまい、デザインのアイデンティティが失われる気がします。
ハーマンミラーらしくない節操がないやり方なのが気になります。
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