渡辺力がイームズ夫妻に送った時計の話

私は自分のお店で㈱タカタレムノスの渡辺 力デザインの時計を多く展示しています。

戦前から日本でデザインをしているパイオニアのような存在であり、重要なデザイナーです。彼のことを知らずして日本のミッドセンチュリー期は語れません。

単純に渡辺 力 氏がデザインした時計は素晴らしいのと、タカタレムノスのメーカーとしてのレベルの高さに惹かれて選択しています。

それからそれだけではない理由として、渡辺 力 氏と”ミッドセンチュリー”がリンクするからです。特にハーマンミラー社、そしてイームズ夫妻にです。

この業界、本がすごく大切です。重要な情報の多くは古い本から収集します。 最近の本でも絶対に読んでおかないとならない本があります。それがこのハーマンミラー物語です。

理由は彼がハーマンミラー物語の著者でもあるからです。リアルライムで体験した彼ならではの貴重な情報がたくさん書かれています。

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そして彼はイームズ夫妻に自信がデザインした時計をプレゼントしています

時計プレゼント

1978年なので、もしかしたらすでにチャールズは無くなっているかもしれません。未確認です。

上の写真と文面はのちに載せる製品化されたリキアルミニウムクロックの説明書です。

イームズハウスにリキクロック

リキクロックのアップ

カラーとアップはこちらです。

イームズ夫妻にプレゼントした時計は銅を使ったフレームだったそうです。

主張しすぎない文字盤がフレームを際立たせて繊細ながら迫力のある構成となっています。

こうしたストーリーを持つ渡辺 力 氏の時計を私が好むのは自然な流れです。

リキアルミニウムクロック

そんなストーリーを元にタカタレムノスから製品化されたのがこの”リキアルミニウムクロック”です。

力 氏が存命中に製品化されたものなので、意向によりフレームをアルミニウム製にしました。

すでに廃盤ですので新規では手に入りません。

小さな時計 純銅さらにその後”小さな時計”に純銅仕様がラインアップに加わりましたが、銅製のフレームといったことではこちらの方がイームズ夫妻にプレゼントした時計に近いです。

イームズ夫妻に贈呈した時計は手に入りませんが、そんなストーリーを持つ渡辺力氏の時計は、イームズファンやミッドセンチュリー好きにもピッタリです。

そんなストーリーは抜きにしても同氏の時計は優れたデザインと出来栄えなのはもちろんです。

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