イームズと教養 | 名作家具とデザインの話

イームズチェアと教養

ハイブロー、ミドルブロー、ローブローこれは1949年に出版されたラッセル・ライネスの本の1ページです。
タイトルは「Highbrow,Lowbrow,Middlebrow」

のちの1949年の4月に、雑誌「LIFE」にこのイラストが掲載されたそうです。

タイトルを直訳すると、「教養人、無教養な人、中間の人」でしょう。

イラストだともうちょっと細かく分かれています。

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けっこう露骨なイラストなので、現代でこんな内容が雑誌に掲載されたら”差別だ!偏見だ!”なんて騒がれそうです。

特に左のイラストが問題でしょうね。

一番下は脳が無さ過ぎてもはや現代人類ですらありません。

1949年のことなので・・・

教養の違いで服装や食生活が違うという内容なのですが、注目は「FURNITURE」です。

一番上の最も教養が高い人の部分に「emaes chair」があります。

1949年というとイラストにあるイームズプラスチックチェアが発売したばかりの年です。

当時、イームズチェアはハイクラスの人が買う椅子だったってことでしょうか。

いまから考えると意外ですよね。わりと一般的な家具というイメージですし。

まだこの時はイームズシェルチェアもありませんし、プライウッドチェアの価格もそこそこするもので、イームズもまだ新進気鋭のデザイナーといった位置づけでしょう。すごいのが出てきたぞ!と注目を集めてきたときです。

ところでローブローの部分の家具がデコラティブなデザインです。

この時のアメリカは、まだヨーロピアンな家具が主流だったそうです。

そうフランク・ライドの本に書いてあるのを読んだことがあります。

そこに来てイームズのチェアはモダンの夜明けです。

センセーショナルなデビューだったのでしょう。ここからアメリカの家具の趣向が変わっていったわけです。

時代が変われば家具のポジションも変わりますね。そんなイラストでした。

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