私のお店でも飾っているこの画は売り物ではありません。欲しいと言われますけどね。
なにをモチーフにしたデザインかわかりますか?
独楽(コマ)です。すぐ言う。
それもイームズ夫妻がデザインをした独楽なんです。
それをモチーフにした画なのですが、この作品はイームズハウス老朽化を修繕するための費用を集めるために販売されたものなんです。
![](https://ogitaka.com/wp-content/uploads/2017/06/ce.jpg)
![](https://ogitaka.com/wp-content/uploads/2017/06/re.jpg)
イームズハウスを修繕費用を稼ぐためのプロダクト
ロサンゼルスのパシフィックパセリーズにイームズ夫妻が暮らした自宅であるイームズハウス(case study house #8)が現存します。
1949年に竣工されたこの歴史的な建築は、60年以上も経過したことで老朽化が目立ち倒壊の危機に瀕していました。
![](https://ogitaka.com/wp-content/uploads/2017/06/IMGP3766-1.jpg)
そこでチャールズ・イームズの孫が代表を務めるイームズファウンデーションがイームズハウス保全のために動きました。
その計画はイームズハウスを250年間保存するというものです。
綿密かつ長期的な計画なだけでなく、費用も相当必要なためその資金を集めるために彼らは様々な活動をしていました。
そのうちの一つが「Charles & Ray Eames need your help」と名付けられたサイトの立ち上げで、限定でプリントされたファウンデーションアイテムを発売しました。
この独楽の画はその一つです。
下記がそのサイトです。
ご覧のように目標の15万ドルは達成しています。
もうずいぶん前のサイトですからねえ。めでたくゴールです。
でも販売自体は継続しているみたいです。
目標金額以上の売上もイームズハウスの保全予算とイームズファウンデーションの活動資金に充てられますよ。
ファウンデーションは置いておいても、手ごろに変えるリミテッドのイームズアイテムなので興味のある人は手に入れてみてください。
額に入れて飾ったら良いです。
ちなみに、私はイームズハウス現地でチャールズの孫に売ってもらいました。
そのまま持ち帰ってきたものです。
だから台紙ごと何となく残しているんですよね。
額に入れたほうがきれいなんでしょうけど、何となく渡してもらったまま残しています。
![](https://ogitaka.com/wp-content/uploads/2019/05/257a0fd203d7d0b2891bbf881e7bb8ee.jpg)
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