イームズフォールディングスクリーンの話と今と昔の違い

イームズフォールディングスクリーン

– Eames Molded Plywood Folding Screen –

デザイナー:Charles & Ray Eames

イームズデザイン唯一のパーテーション家具であるこのイームズフォールディングスクリーン(以降FSW)は、波打たせたプライウッド(成形合板)パネルを連結することで構成されており、折りたたむことでスリムになり持ち運びや輸送が容易になります。

デザインも有機的な曲線をプライウッドで再現することでモダンな印象を空間に与えます。

”イームズ”の名前は有名ですが、イームズと検索すると間違った情報や嘘や誤解がある情報がほとんどです。 イームズとはいったどんな人物か、どんなことをしたのか、詳しく正しい情報をお伝えします。
レイ・イームズ、彼女自身に焦点を当てたストーリーを書きます。

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FSWがデザインされたのは1946年です。

まだイームズ夫妻はハーマンミラー社と共同はしておらず、LAのエヴァンスプロダクツ社にてプライウッド製品を製造・販売していました。

このFSWはイームズプライウッドチェアとともにMOMAの展示会で発表されていたデザインでもあります。

1947年にはハーマンミラー社がイームズオフィスとコンタクトをとり、イームズプライウッド製品の独占販売の権利を同社が獲得します。

その後、製造はエヴァンス社がそのまま続け販売をハーマンミラー社が行うことになりましたが1955年にFSWの製造を終了します。

それから39年後。

1994年にハーマンミラー社で「Herman Miller for the home」を立ち上げ、住宅向けの家具の復刻を始めました。

そこにFSWもラインナップに加わることで復刻されることで、現在までもハーマンミラー社による正規品の製造販売が続けられています。

fswのアップ

同じハーマンミラー社により正規復刻されたFSWですが、ヴィンテージの当時ものとは違いがいくつもあります。

復刻品とオリジナル(1946~1955年まで)のFSWの違い。

・サイズ展開

オリジナルはパネルの枚数を6、8、10枚のセットから選択することが出来ました。

高さも二種類の展開となっており、組み合わせを選択可能でした。

さらにオリジナルは別注が可能だったため、10枚以上のパネルが連結した大きなスクリーンもヴィンテージ品として存在します。

現行品は1サイズのみの展開です。

・木とカラー

オリジナルは表面材にバーチ、アッシュ、ウォールナット、ブラジリアンローズウッドなどから木の選択が可能でした。色もレッドカラーやブラックカラーも選ぶことが出来ました。

現行品はウォールナット、ホワイトアッシュ、エボニーの3種類から選択可能です。エボニーはアッシュに黒着色なので、ブラックカラーは現在も購入できます。

逆にホワイトアッシュは現行品にしかないバリエーションですね。

・素材

プライウッド部分は変わりませんが、パネルとつなぐ接合部の素材が違います。

オリジナルは接合部がキャンパス生地になっているのに対して、現行品はポリプロピレンメッシュとなっています。

ただ、現行品でも1994年から復刻してからしばらくはキャンパス生地だった気がするので、いつごろからかPPメッシュに変更されました。

オリジナルヴィンテージ品は海外の著名なオークションなどで取引されています。

FSWの光景

名作家具は数あれど、パーテーションというジャンルは珍しいです。

イームズ好きに限らず、様々な空間で壁面の演出としても使える優れたデザインです。

永く使えるものなので一つ持っておくと重宝するはずです。

イームズ夫妻が1946年にデザインした名作スクリーンFSWです。 持ち運びも容易な演出にも使えるパーテーションです。 ハーマンミラー正規販売店による販売。

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