【リプロダクト家具の真相】リプロダクトとレプリカの本当の意味と使い方

現在この日本の社会には名作家具をコピーした模倣品が多く存在します。

それらは「リプロダクト」や「ジェネリック」などといった名称で流通しています。

いわく、”古いデザインは意匠権が切れている”とか、”ライセンスが無い”とか、いろんな理由を付けて模倣した家具を製造販売しています。意味がわかって販売しているのでしょうか?

これらの模造品については多くの問題をはらんでいます。

リプロダクトは問題のない品だと思い込んでいる人は必ず以下のリンクをご覧ください。

イームズは商標権の侵害ですから違法なコピーです。

リプロダクト家具、ジェネリック家具、デザイナーズ家具といったら模倣品が大量に出回っています。 意匠権が切れている、ライセンスが切れているなどいろんな説明で合法アピールしていますが、実際には商標権の侵害をしているので不正な製品です。 リプロダクトとは何かをよく理解してください。
リプロダクト家具やジェネリック家具が問題のないものだと思っている人たちはこのページを必ず読んでください。 そのうえでどういったものかを判断してください。世論が間違っています。

リンク先を読むのが面倒という人のために簡単に概要を説明すると、

・意匠権が切れているかどうかは重要ではない

・イームズは商標登録されている名称のため、許可なく販売方法や商品名などに使うことは商標権の侵害。(ヴィ○ンがデザインした鞄のリプロダクトですと言っているようなものです)

・不正競争取引防止法に関係してくる

です。

意匠権が切れているとか言いながら最近のデザインをコピーしていたりするのはどういった理論なのか教えてもらいたいものです。

そもそも海外の家具なんですから意匠登録が日本でされているのかって話です。

今回は”リプロダクト”と”レプリカ”という名称自体について書きます。

(ジェネリックは医薬品から始まった表現なので今回は説明から省きます)

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告




この”リプロダクト”や”レプリカ”ですが、現在は本来の意味で使われていません。

この画像(雑誌のスキャン)をご覧ください。

モノマガジン

14年ぐらい前の「モノマガジン338号」です。

”レプリカとオリジナルが錯綜する混沌の世界で遊ぶ”とコピーが打ってあり、”C.イームズのチェア”と様々なイームズチェアの情報が載せられているページです。

”レプリカとオリジナル” 果たして何と何のことを言っているのでしょうか。

この部分を拡大して見てみましょう。

オリジナルとレプリカ

”レプリカ(リプロダクト)にはハーマン・ミラーのロゴがみえる。”

そう書かれていますよね?

「レプリカやリプロダクトがハーマンミラー??え、どういうこと?ハーマンミラーって正規のメーカーじゃないの??」と混乱する人が多数だと想像します。

ですが、これが正しいレプリカとリプロダクトの使い方です。

この雑誌に限らず、当時はリプロダクト=正規メーカーの復刻品のことを指していました。

リプロダクトは、Re-productなので、復刻や再生産という意味が強いです。もう一度製品にするということですから。

リプロダクションも同じような意味です。Re-productionです。

例えばハーマンミラー社も同じ製品を最初から途切れずに生産し続けているものは少ないです。あの有名なイームズシェルチェアの製造も80年末に終了しています。

それから復刻販売を始めたのが90年代に入ってからでファイバーグラスシェルチェアが復刻したのは2013年のことです。(90年代の復刻製造をしたのはヴィトラ社)

だから最初にシェルチェアが復刻した時も”リプロダクト”と呼んで表現していました。それが一般的でした。

レプリカもよく使われた表現です。

”レプリカ”も正しい意味は、”オリジナルの製作者自身が作ったコピー品”です。

だからオリジナルメーカーが作る復刻品はレプリカで正しいです。

オリジナルメーカー以外がライセンスを受けて復刻する方はリプロダクトという呼び名が近いでしょうね。

10年ぐらい前までは正規品を販売していた私もリプロダクトという名称を使って販売していた記憶があります。

あくまで”オリジナル”はヴィンテージの当時物のことを指しました。

そう、”リプロダクト”や”レプリカ”は、本来正規のメーカーが復刻すした製品のことなんです!

が、今となってはご存知の通り、リプロダクト=非正規品のことを指すように取って代わられました。その名称を非正規品を売る者たちに都合良く使われだしたんです。

だから現在では正規品のことをリプロダクトとは呼ばないようにしています。イメージが悪いからです。そして正規品のことをオリジナルと呼ぶようになりました。(これは私は違和感があります)

でもこれは日本の話です。

本国では復刻品のことを普通にReproductやReproducthinと表現することがあります。

それ以前にイームズの話をするのなら、米国では”EAMES”は登録商標ですから使用するとまずいです。何かあればチャールズの孫が代表を務めているイームズオフィスやハーマンミーシャから連絡が来るでしょうね。(日本も先述の通り商標登録されています)

実際、イームズオフィスは日々裁判をしているそうです。米国内やイタリアの工場なども相手取っているそうです。

ようは日本は放置されているだけですから、リプロダクト品やジェネリック人が正しいものではありません。

リプロダクトとレプリカの本来の意味がわかりました?

もはや使い方は直せないと思いますので、知識として知っていてもらえると良いです。

名作家具にはリプロダクト品やジェネリック品と呼ばれる模造品が多く存在します。 疑問に思った人もいるでしょうが、販売されている模造品に価格差が随分とあります。 その価格の差は一体何かという話を書きました。

ちなみに雑誌でアンティークと書かれているのは誤用です。

アンティークやヴィンテージは、ちゃんと違いがあるんです。 それぞれ横文字での表現が、どのような意味なのか説明しますね。 ただし家具業界の話です。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告