潰してやると言われた話 | 名作家具とデザインの話

潰してやると言われた話

あれは開業する直前の話。開業を一か月後に控えたときでしたでしょうか。26歳の時ですね。

私は当時、地域活性に関した活動に参加していました。

その時のイベントの一つに家具に関するものがあり、そこにお手伝いスタッフとして参加しました。確か名古屋市内のインテリアショップを会場にして、愛知の家具メーカーについての話題だったと記憶していますが・・・ほとんどその内容の記憶は無いです。

そのインテリアショップは、愛知県で何店舗かお店を経営する会社の一つのショップでした。

その社長と、このイベントの企画者に親交があって実現したみたいです。

イベント開始前に企画者が私をその社長に紹介してくれたんです。

「彼は自分でインテリアショップを開業するんですよ」てな具合にです。

そしたらその社長は、

「潰してやる」

とニヤニヤしながら言ってくれました。

「潰してやらな」だったかもしれませんが、どっちでもいいです、そんなことを私に向かって投げつけてくれました。

もうね、冗談でもそんなことを言う神経がわかりませんし、そんなことを聞きたくなんてありません。

もともと面識もない人ですし何の因縁もない人です。

もう信じられなくてものすごいショックでした。

この時から私は決意をしました。

「もう誰とも関わらない」と。

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それで私はこの愛知県内で同業や近い業態の人たちともまったく関わらないようにしました。

他店に行くなんてしないですし近い業種とも関わらず、なんだったら近所付き合いだってしないし何にも頼らないと。

誰にも挨拶せず、誰にも宣伝せず、ただ黙って1人で独立してやっていきました。

この経験から他業種の人とも関わるのが怖くなったので、ほぼすべての職種の人とも自分から関わりに行くことはやめて、なんだったら自分の仕事を隠すようになりました。

独立だって何の当ても無かったので孤立無縁でつづけましたよ。

普通、宣伝周りとかショップカード置いてもらうために飲食店行ったりするんじゃないですかね。ポスティングとかも。何もしませんでした。

偵察すらしたことが無いので全く状況を知りません。

普通は人づてとか縁故とか紹介とか既得権益での売上を稼ぎます。

私は何もなし。

こんな状態は普通やっていけないと思います。しかし私はやれました。

今となってはそれでやってこれたので、これで良かったかなと感じます。

おかげさまで私は私としてお客さんたちや業界内で評価をしてもらっています。

それでも独立してこんな茨の道は進んでられないものですが、そんな私を見て逆に評価してくれる人たちが出てきてくれたのがありがたいです。

名古屋市内でもポジティブに向こうから接しに来てくれる同業者も現れましたし、大手の会社さんも私を見て評価してくれてサポートをしてくれるようになったので今では孤立無縁ではありません。人付き合いをしています。

東京や他県の人たちとは顔見知りも増えてきて、私の考え方ややり方に共感をしてくれる人も現れました。

それに、個人では到底取り扱えないメーカーでの正規店が出来るようになったり、行けない場所や会えない人たちとも関われるようになったのもすべてこのおかげかなと。逆に一人で実績を積んでいたので声をかけてもらえたということがありました。

もし私がこんな道を進まなかったら、そうはなっていなかった思います。

あと、この経験があったので「絶対にやめない」という決心にもなりました。

諦めずに続けていれば、いつかそれが報われることもあるかもしれません。

だから、辛い状況になっても、それをバネにして芯を持って生きていきましょう。

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