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独立前になかなかのブラックなお店で働いていました

過労

ブラック企業なんて言葉があるそうですね。

 

ブラック企業 - Wikipedia

 

そういえば私が独立する前に働いていたショップはこんな感じでした。

ブラックでしょうか?

 

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人手不足のため1人でお店の開店閉店まで行い休みがほぼない

 

勤務中に休憩すら取れない状態でした。

スタッフが全員辞めてしまっているうえに、人の募集すら出来ないような状態だったので、年中無休のお店を開け続けるために1人で出勤して営業をし続けていました。

通常のオペレーションではスタッフが2~3人は必要なところです。

なんとかスタッフが1人入っても新人なので結局任せることはできず毎日働くには変わりなし。むしろ業務を教えながらなので仕事量が増えるような状態です、

毎日立ち仕事で店舗の営業時間は11~20時まで。もちろん出勤と退勤があるのでもっと労働時間は長いです。何ケ月も休みなく連続勤務も当たり前。

過労死ラインなんてとっくに超えていました。

 

1人でお店の全ての業務+卸売部門+ECサイト+広告宣伝+etcを兼任。

 

会社には社長と私しか在籍していない状態まで追い込まれていたので、社長業以外のことをほとんどやっている状態でした。

お店の運営から接客から発送から売り上げを上げる努力をしながら、ECサイトを兼任しつつ全国への会社の卸部門も1人で全部対応とかやりながらめちゃくちゃでした。

とんでもない仕事量でよくもまあこれだけやっているなという程でした。

以前まではこの仕事を5~6人でやっていたわけですからね。それを1人ではそりゃ大変。

 

超薄給どころかそれすら支払われず給与未払いを一年半分達成

 

でも手を抜かず頑張っていました。ちなみにいまだに全額回収できていないっていう・・・※2019年現在7年以上かけて何とか回収しました。

一年半分は書き間違いじゃなくてマジです。そこまで身を犠牲にして働いてしまうのが私ですね・・・いいように利用されていました。

独立後にも、「お金に困ったから」と言われて未払い金も支払われていないのにお金を貸したことが何度もあるのですが、それも何度返されなかったか・・・返済日に返済せずにその連絡すらしてこないです。自分だって金無しで借金のみでむりくり独立開業したのでお金に困っていたのに数十万円単位で貸していましたからね。運転資金も貸してそれを返してこないという最悪さです。

 

客注の家具を発注するお金がない

 

お客さんから注文を貰った家具を発注しようにも、会社の信用が無く前払いしないとメーカーがオーダーを受けてもらえないに状態になっており、にも関わらず発注するお金がない。

支払いをしていないことで取引できない会社も増えていく一方。

お客さんから先払いで現金を貰っても、そのお金を会社の口座に送金したら別の支払いに使われてしまい発注するお金が無くなる。

そしてお客さんに希望の家具が納品できず謝罪に追い込まれる。

「お金払ってもらっておいて家具を発注する金がない」はどうやって説明すればいいのか。

 

お金が無いので新商品の発注もできず在庫の補充も出来なくなる。

 

店内に展示する家具も雑貨も無くなりスカスカになっていました。

製品が少ない店内は魅力が下がるので余計売り上げが悪くなる悪循環です。

受注しても金がないし・・・

仕入れもせずに売り上げを作れってやつです。難しすぎる。

 

委託先に支払いをせず関係を悪くさせる。

 

お金が無くて仕入れられないならと、私が委託で商品を出してくれる相手を探してきて売り上げを上げていたのですが、社長がその委託主に支払いをしてくれないので先方を怒らせることになります。

私の給料の未払いもそうですが、支払いをしない時にそのことを黙っているという悪癖がありました。

委託主には支払日に支払いをしないということを10回以上繰り返し怒りを通り越して呆れられました。もちろん全部私のせいになりますからね。ひどいものです。

 

仕入できない、委託販売先を探しても支払いをしない、このお店でどうやって売り上げを作れと。

そんな状態で社長は電車内の広告を出すなどいろいろ感覚がずれていました。

で、その広告費の支払いをしないので私が広告会社から責められていました。もう馬鹿かと。アホかと。

 

そもそもすべての相手先に支払いをしない。

 

家賃から配送業者からNTTからもうすべての支払先です。そのすべてに支払いをせずに謝罪を私にさせていました。お店の電話が料金未納で止められるとかありえません。

 

一番問題なのは支払いをしないだけではなく、「〇日に支払うと先方には伝えて」と指示を受けて私が先方に謝罪しつつそう説明をして納得してもらい、いざ〇日を過ぎてから先方から「支払いが無い!」という怒りの連絡が来ることです。それを何度も繰り返すので、その都度私がものすごい怒られていました。

とにかくこの社長は支払いをしないことについて連絡をせずシカトを決め込みます。

 

でも社長は自分に近い人や自分に関係する人にだけは支払いをしていた。

 

これは私の人生で最高に怒った瞬間です。最悪です。無理して我慢をして頑張っていた私は支払いの催促をしなかったので放置され、さらに社長自身が直接被害を受けない取引先には支払いをしないという手法をとっていました。

私が担当になっている取引先は放置です。そしたら怒られたりするのは私だからです。

給料をもらった社員は文句だけ言って辞めていっていますしね。じゃあ残って何とかしようとしている私はなんだったのかって話ですよ。

 

他にももう数えぎれないぐらいの所業があります・・・

これにより新人の人生も狂わせましたし、それが私は一番つらい記憶になっています。

私が苦しむのなんかどうでも良くて、せっかく希望をもって入社してきた新人だったのに、社長が最初から給料を払うつもりもなく雇用をしていたわけですから・・・キャリアも無くなりひどいことになりました。

 

他にもあまりにひどすぎて書けないぐらいの話もあるんですけども・・・

 

うん、立派なブラックです。

最終的には閉店しました。

その後はいろいろあって独立した次第です。

 

今思うとおかしな環境だったのですが、それを勤め上げた経験を無駄にしなかったことが今活きていますね。当時は何事も経験だと頑張っていました。そこに付け込まれたということなのですが・・・

苦労を活かして未来のために繋げることが大切だと思いました。

実際そのまま独立するなり何かしなかったら、ただ使いつぶされて潰れていただけです。

その後どうしたのか、どうやってお金を払ってもらったかは別の記事で書きました。

 

金を払えと言っても仕方がない
独立開業前に、全職の会社から未払い給料がたくさんありました。 払えと言っても払ってくれないので、もうどうしようもありませんでした。 しかし、言っても仕方がない時は、問題を解決できるように自分で動くしかないです。そんな話です。

 

私がいま独立して仕事が出来ているのもこうした経験があるからですね。いいのか悪いのかはわかりませんけど。。。

 

だから独立開業するっていうのにお金が全く無しで借金のみで始めたんですよ・・・しかも経験も何もないのにはこういった事情が・・・普通充分に経験を積んだり、独立して儲けられる勝算があってこそ開業するものですからね。26歳という若さで独立開業したのもこの理由です。

 

あんなにお金がなくても騙し騙しなんとかお店を続けられました。

いまはちゃんと一人で稼いで生活して暮らせています。

2020年には会社も設立しました。

2021年現在、10年目です。

 

何かを始める時は逆に悪い時に始めるといいかも
何かを始めるのには、うまくいかない時や状況が悪い時の方が向いているかもしれません。 私は悪い状況の時に独立をして、それが結果的には上手くいったほうだと実感します。 そんな話です。

 

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