先日いつものように自分のお店でお客さんへワークチェアのフィッティングをしており、姿勢からレクチャーをしていました。
その際に私が『人間は2-30分に一度は身体を動かさないと健康状態の維持ができません』のような話をすると、お客さんが『ポモドーロテクニックみたいですね』と仰いました。
『ポ、ポモ・・・コモ?なんですか?それは?』
パスタかな?と思ったのですがポモドーロテクニックは時間管理術でした。
ポモドーロ・テクニックとは
ポモドーロ・テクニック(Pomodoro Technique)とは時間管理術の一種です。
このテクニックは何か作業をする際にタイマーを使用するのが特徴です。
タイマーを25分にセットをしてその後5分の休憩をする、そしてまた作業に戻ることを1セットとしこれを「ポモドーロ」と呼びます。
ポモドーロはイタリア語でトマトを意味し、考案者がトマト型のキッチンタイマーを使用していたことから名づけられました。
手順
このテクニックは2009年に出版されたシリロの著書「The Pomodoro Technique」や自身の公式サイト内で紹介されている。 具体的な手順は以下の通りである。
- 達成しようとするタスクを選ぶ
- キッチンタイマーで25分を設定する
- タイマーが鳴るまでタスクに集中する
- 少し休憩する(5分程度)
- ステップ2 – 4を4回繰り返したら、少し長めに休憩する(15分 – 30分)
ポモドーロの途中で急用が入りタスクが中断された場合は、そのポモドーロは終了とみなし、はじめから新しいポモドーロを開始する。
メールをチェックしたくなったり、誰かに連絡する用事を急に思い出したり、他人を気にしたりしてタスクを中断することは「内的中断」であり、 さほど重要でないことをやっており、そもそもの目標設定が適切でないことに原因があるとしている。
ポモドーロ・テクニックは開発者、デザイナーなどクリエイティブな職業に就く人から支持されている。
ということでポモドーロ・テクニックが”人間の身体は2-30分に一度は動かさないと健康維持が出来ない”と分数がリンクすることから先述のお客さんは仰られたわけです。
・・・でもこの数字は偶然でしょうか?
ポモドーロ・テクニックの25分(あるいは20分)という数字は、人間が集中できる可能な時間から考えられたものだそうです。
これ以上長い時間を集中し続けるのは難しいことから休憩をする必要があるということですね。
この分数が”身体を動かした方が良い時間”と近いので、もしかしたらそれも含めてのテクニックかもしれません。
もしくは、人間が集中できる時間が20~25分なのは必然的にそうなったもので、身体を動かさないといけない時間だから人間は集中力が切れるのかもしれませんね。
テレワークで効果的な作業方法かもしれません。
もし作業効率に悩んでいる人がいらっしゃればちょっとやってみてください。
私みたいに突発的な電話や来客が仕事になるような職種の人はできないテクニックですけどね。
あくまで1人で外界と遮断して作業をする人向きです。
いずれにしても身体を動かさないといけないのは人類共通なので、ポモドーロ・テクニックまではしなくても、タイマーでストレッチ時間を管理するのは良いかもしれません。
座り続け身体を固めてしまうのが良くないですからね。
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