2020年4月にコロナウイルスにより緊急事態宣言が出されたときに在宅での仕事をする人が増えたことで、急激にオフィスチェアを求める人も増えました。
それにより椅子不足が起きました。
そのおかげで4月は私のお店も椅子を求める人が多くて仕事もいっぱいいっぱいでした。
あれからどうなったかと言いますと、月を追うごとに忙しさを増していきました。
4月の忙しさはいわゆるテレワークの駆け込み需要ではあったのですが、先月8月がもっとも忙しかったです。
4月にいっぱいいっぱいだった奴が、より忙しいのにどうしているのかという話ですが、仕事のやり方のコツを見つけたので仕事量はより増えたのですが、それをこなせる手段を身につけました。
月を追うごとにワークチェアの売上が増えていった一つの理由に、テレワーク/リモートワークの定着があります。
企業によっては今後も在宅勤務を続けることを決めたところありますし、週の半分は出勤であと在宅という方針のところあります。
いずれにせよ自宅で仕事をすることを今後も続けることで、それならちゃんと整えたほうが良いという意識が増えてきたのだと思われます。
4月は急きょ始まったテレワークに急いで椅子が欲しい人需要で、今は緩やかに在宅環境を変化させる需要が増えているといった印象でしょうか。
あとよく聞くのが『在宅で仕事を続けていたけど、もう腰が限界でヤバイ・・・テレワークは4月だけだと思っていたからもう身体が辛い・・・』というような理由です。
そうですよね、会社はなんだかんだ言って良い作業環境ではありましたよね。
現場で働いているといろいろな話を聞かせてもらえるのでありがたいです。
テレワークの感想、起業の方針や状況、仕事内容の変化などです。
人力マーケティングですね。でもこれこそリアルな声です。
さりげなく私は関東のお客さんがすごく多いので、関東と東海の企業情報はわりと入ってきます。
オンラインだけでなく、わざわざ東京からお店まで来てくれる人たちも少なくないです。
皆さん会社ごとに違いがあって興味深いですね。
4月の急きょ椅子が欲しい人たち需要は、正直、購入できるのなら店は何処でもいいといった感じはありました。
けど、それ以降の需要については、ちゃんとお客さんも購入店を精査したうえでの判断ですので、そこに私がピックアップされるのは感謝しきりです。
私の商売自体がここにきてぐっとうまくいったのだと信じましょう。
ところでこの椅子不足問題ですが、今だ解消はされていません。
それは私の販売しているメーカーも同じです。
でも、以前よりは注文した分の椅子が倉庫に入ってきていますし、納期も先が見えているのでマシな状況になりました。
4月頃は工場も止まりましたからね・・・
私のお店ではハーマンミラー社のワークチェアを販売しているのですが、このタイミングで大量注文していた在庫が倉庫に入ってきたのでわりとたくさんの在庫があります。
在庫一覧
こんな感じでものによっては10台以上在庫があります。
数で見ると別に何とも思わないかもしれませんが、このサイズでこの価格帯の製品を1種類につき10台でも在庫を持つのはそれはそれは大変なことなんですよ。
とても1人で仕事をしている規模じゃないです。
ECモールなどはやらず自前のお店と自前のサイトしかありませんし。
在庫を持たず画像だけで売ったら簡単ですけど、それだといつまでもお客さんの元へ納品できないですからね。
大変だろうが何だろうが、お客さんにとって必要なのはわかりやすい情報公開と迅速な対応です。
在庫があってそれをお届けするということ自体が信用にもなります。
それに、アフターフォローもこのやり方だからうまくやれています。
特に遠方の方へは私がわかっている製品だからこそ、何かあった時に電話やメールだけで解決できるようにしています。
納品量が多いため、不良品もたまにあるのですが、それをいかに察して何とかできるかです。
先述の通り今は在庫が倉庫にありますが、それまでは注文したワークチェアの在庫が倉庫に入る前に注文分で完売したりしていましたから、いつも在庫切れ、入荷待ちの状態でした。
かといってどれだけ売れるかわからないのに、あまりにも大量に発注をして、もし売れなかったときのことを考えるとどうしても踏み切れていませんでした。
それでもかなりの挑戦をした数を発注していましたよ。
それでも足りなかったので、今回の入荷分はもういっそのこと!という数をオーダーしたんです。
だから今在庫がたくさんある状態になってくれました。
これでしばらくは在庫がある状態で販売できます。
ただし、売れなかったら終わりです。
いろんな意味で。
常に綱渡りです。
在庫を持って商売するのは怖いものです。
ちなみに、特別なものやキャンペーンの対象ではないアーロンチェアを単品で購入していただいた方には新しいサービスを始めました。
アーロンチェア用の高品質のアームカバーをプレゼントするようにしています。
また、不要な椅子があればアーロンチェア納品時に同時に集荷します。
詳しくは下記から。
対してオフィス需要に関しては変化が大きくて読めません。
いまのところ10人規模の会社への販売と納品については貰えているのですが、大きな会社になればなるほどテレワークを推進しているのでオフィスもどうなっていくのか。
あるお客さんに話を聞くと、勤めている大企業はテレワークを今後も続けることで本社の賃貸契約期間が満了したらそのまま解約するそうです。
もう好立地で大きな場所を借りなくても良いという判断です。
やっぱりそういった動きがありますよね。
これからの世の中はどうなっていくのでしょうかね?
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