コロナウイルス問題が起きてから、私のお店も「予約制」へと形態を変更しました。
幸い、予約制にしたこと自体は商売的にもうまくいっているので、このまま予約制を続けていこうと考えています。
以前予約制によるメリット/デメリット(https://ogitaka.com/2020/05/10/reservation-required/)を書きましたが、あの時は予約制を始めたばかりだったので気づかなかった大きな問題がありました。
販売業を予約制にしたときの問題、それは予約制ということにキレる人たちが出てくるということです。
入店できないことに腹を立てる
『わざわざ来たのに予約制と知らなかっただけで入店できないなんて!』とキレるのとは違うんです
そうした方々はなんとかやれるだけ私も対応するようにしていますし、そもそもそういった方々は予約制と知らずに来てしまった場合はちゃんと礼儀正しい連絡をしてくれるんです。
問題は私のお店のことを知らずに、通りすがりで入ろうとして入店できないことに腹を立てる人たちです。
予約制と掲げていますし、予約者の対応中だったりするので仕方なく断るのですが、それだけで不機嫌になったり、キレたり、もうひどいものです。
例えばうちのHPやブログを見ていただいて、せっかく来ていただいたということでしたら先述の通り出来る限り対応をするようにしています。
たまたま予約制の表記を見逃すこともあり得るかもしれませんから。
そうじゃなくて、なんとなく見つけたからなんとなく入店しようとする人たちがトラブルの種となっていて、予約制と入り口にもしっかり書いてあるのに無視して入ってきてしまったりするんです。看板にも入り口にもダブルで予約制とちゃんと書いてあります。
それがまた私が予約者の対応中だったり、予約時間が迫っていたりするタイミングでも無視して入ってくる中で、こんな時勢でもマスクもしない集団が入ってくるとか結構びっくりな人たちがいます。
どうしても無理なので「予約制」として断るのですが、それでも話を始めたり、”中だけ見せろよ”と強引な人たちがいまして・・・
それで中には予約制ですと仕方なく断るとすっごいキレる人がいるんです。
キレなくても不愉快になったり、文句を言われたりと散々です。
マスクもしていない人たちなので正直近寄りたくもないですし・・・
逆恨み、八つ当たりの類もあるので、予約制にはこんな弊害があるのかと疲れてしています・・・
あと結構困るのが嘘をついてまで入店しようとする人たちです。
「予約した」「HP見てきたけど予約制に気づかなかった」などなど、これが全部嘘なんです。
他にもいろんな嘘をついて、なんとかお店に入ろうとする人たちがいるんです。
「HP見てきたけど予約制に気づかなかった」がどうして嘘なのかわかるかというと、店内に入ってもらってしっかり色々説明しているのに、なんか興味なさげで、途中で『なにここ?店なの?』とか言いだしたりしますからね。自分が最初に言った設定すら忘れていますから。
この人のために、すでに予約してもらっていたお客さんの予約時間をずらしてもらってまで頑張って対応してこれです・・・
『いいから椅子に座りたいだけだから中にいれろよ!お前に用はねーんだよ、座って試したいだけなんだよ!』
これはマジで言われたことです・・・もうすぐ予約のお客さんが来店する時間なのでどうしようもないのに・・・ (人が座ったら消毒しないといけないので対応が難しいです)
予約制にするリスクまで背負ってまで現場での営業を頑張ってやっていこうとしているのに、こんなことではもう実店舗という存在自体が無理な時代だなと思っています。
自分の都合通りにいかないだけで店側を悪者として叩いてきますからね。
あと多分、心に余裕がない人たちが増えたのかもしれませんね。
このコロナの影響なのでしょうか。
しかしこれを機会として、実店舗の本質的な役割を見直す時期なんだと思っています。
予約制にするだけでなく、もっと旧来の「ショップ」という概念から新たなステージに変化をするときなのでしょう。
誰でも入店可能で集客だけ増やすようなショップビジネスが限界を迎えたと考えるべきです。
うまくいかないということは自分のやり方が間違っているわけでもありますから、文句だけ言わず、皆さんにとってもより良くなるようにするのが一番ですね。お客さんたちに満足してもらえるような存在になるように突き進むべきでしょう。
ここを読んでいる人たちの中で予約制に切り替えた人たちもいますよね?
どうです?トラブル起きてませんか?
予約制って難しいものですよね。
でもそのかわり、予約制で営業できれば素晴らしいことではあります。
今は岐路に立っているのだと強く感じます。
うまく言えませんが、予約制にするだけでなく、もう一工夫する必要があるのでしょう。
ただ予約制にするだけだから今問題があるんですよね。
考えましょう。
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