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家具は欲しいけど自分が所有するためではないです

家具が欲しい

たまに私も『この家具が欲しい』とか『あの家具を手に入れたいなんてこと』を言ったり書いたりすることがあります。

 

かくいう私も家具というデザインに惹かれ何となくこの業界っぽいところに入ってきて、なんだかんだ続けて今では1人で家具を売る仕事をし続けているのですが、根底にあるのはやっぱり家具、特に椅子やデザインが好きだというマインドです。

 

家具インテリア業界に入ったきっかけ
今まで家具やインテリアと無縁に生きてきた私が、何をきっかけにこの道に進むことになったのか。 そんな本を紹介しますね。

 

好きじゃないとやっていけないですしね。

だから自分が販売している/していないに限らず家具全般に興味があります。

 

様々な情報を得る中で、先述の”この家具が欲しい”という感情が出ることも多々あります。

でもそれは自分が所有したいという感情ではないんです。

 

これがおそらく一般的な家具が好きといった人と違った部分かなと思います。

 

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家具を所有するより人に使ってもらう喜び

展示風景

私が『家具が欲しい』というのは”自分の家で使いたい”ということでは無くて、その家具を誰かに売りたいということなんです。

家具やインテリアを誰かに気にいって買ってもらえることが目的なんです。

 

自分が良いと感じたデザインの良さや価値や意義を伝えて、それがわかってもらえて家具を買ってもらえたら最高です。

別に良さがわからなくても家具を買ってもらえたらそれも素晴らしいです。

 

だから私は家具が欲しいには欲しいのですが、根本的に売るために様々なデザインを求めているんですよ。

最近はあまりやっていませんがヴィンテージの家具もほとんど売りましたしね。

自分がコレクションするために集めたりはしません。集めても売ります。

 

その家具を販売したという実績でもう充分所有欲を満たせます。

むしろ私は自分が所有するより販売した方が満足するんですよ。

良いデザインはもっと多くの人に使ってもらいたいです

 

結局自分が所有している家具でもどんどん売っちゃいましたしね。

欲しいと言われたら珍しいものでも販売しちゃいました。

それで買ってくれた人がお礼を言ってくれたりすることもありますし、お客さんとして私と長い付き合いをすると私的には「あの人が持っていてくれている」という感情だけで充分です。

 

まあ開業当初はお金がなさ過ぎてなんでもかんでも売るようにもしていましたけどね。

それもあって自己所有のコレクションは結構さっぱりなくなりましたね。

 

売るために欲しいというとかなりビジネスライクな感じがして、どうもお金のためにやっているような印象も受けるかもしれません。

でも先述の通りですから私はお金のためにもやっていますけど、不思議と家具を人の手に渡らせることの方に価値を感じます。

 

極端な話、自分の家に何一つ家具が無くても暮らせてしまいます。不便ですしやりたくはないですけど。

 

これで家具好きか?という疑問が出てきてしまいますけど、だからと言って家具のデザインを求め情報を求め動き続けるのは変わりません。

家具はいくらでも欲しいですしそのためにはお金がどれだけあっても足りません。

 

家具が欲しいので、その家具を売ってお金を得て、得たお金で家具を手に入れます。で、売る。

多分ずっと続きます。

 

実際、独立開業当初より販売する家具の価格が上がっていっています。

実績を積むことでどんどんステージが変わっていくのでしょう。

いずれ一億の家具を販売したいですけど・・・まあ夢ですね。ドリームです。

目標は高くしておきましょう。身の程知らず。

 

一億の家具を販売するにはまずその価値の家具を手に入れないといけませんから。

まずそのお金が無いのと、手に入れたら手に入れたで一億の家具を販売できるような力を持っていないといけません。

手に入れなくてもブローカー的なポジションで手数料を得るやり方もありますけど。

 

ということで何が書きたいかと言いますと、いろんな家具好きがいるということです。

おそらく家具やインテリアが好きでそれ関係を仕事にした人は自分の住居にこだわったりするのが一般的だと思います。

でも自己都合で売るものを選ぶような人だとどうにも誠実さが欠ける気もします。

結局自分にとって都合が良いものは残しておいて、他を人に売っているような印象にとられかれないですからね。

 

そういった意味では私は家具を販売する仕事するにはぴったりです。

まずはお客さんたちのために動いて満足してもらいたいですね。

 

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