(https://www.knolljapan.com/knoll-studio/by-category/stool-and-bench/barcelona-stool.html)
– Barcelona Stool –
デザイナー:Ludwig Mies van der Rohe (ルードヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ)
「バルセロナスツール」はバルセロナチェアと同じ1929年にデザインをされました。
背もたれのないバルセロナチェアといった装いでXの部分が美しいスツールです。
スツールと言えば超有名名作椅子ですのでバルセロナチェアと別枠で更新します。
このスツールはスツールで一つネタがありますので。
バルセロナチェアをより良くするスツールでありそれ自体が美しいデザイン
(https://ogitaka.com/2019/11/02/knoll_celebrates_bauhaus_-report/)
基本的にバルセロナチェアと同じデザインストーリーですので、流れはチェアの記事を読んでもらえれば詳しく書いています。
バルセロナパビリオンのために椅子がデザインされ、その後いろいろ渡り歩いて米国のKnoll社によって製造販売をするようになり現在に至ります。
スツールはバルセロナチェアを補完し完璧なリラックスを得るための存在でありながら、スツール単体でも見栄えの良いデザインです。
というより、当初からオットマン代わりに使っている印象はないです。スツールはスツールだけで並べて使っていたようです。
流れるラインを楽しめるキレイなスツールですね。
このスツールにはこんな革一枚仕様も存在します。
これも1929年デザインとなっており同時期に作られた仕様のようです。
サドルレザー1枚張りのため、ウレタンフォームラバーにボタン締めしたレザークッションより随分と簡素となり価格もぐっと下がります。
革は裏面をひもで括ってありMRシリーズと同じ構造です。
この革1枚のバルセロナスツールもKnoll社で復刻した正規品が製造販売されています。
どことなくアウトドア椅子のように見えますね。
この写真は1951年のニューヨークのKnollショールームですが、バルセロナチェア発売当時から革1枚張りのスツールは発売をされていました。
よりミニマリズムを感じるデザインがスマートで良いですね。
革1枚だとものすごく後のポール・ケアホルムへの影響を強く感じます。
ところでこの写真右奥のウームチェアの隣にはバルセロナサイドテーブルとも呼べるデザインが見えます。
これについては私もよくわかりません。
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