安物買いの銭失いの例 | 名作家具とデザインの話

安物買いの銭失いの例

古くからあることわざにこんな言葉があります。

【安物買いの銭失い】

皆さんご存知ですよね。意味はこうなっています。

安物買いの銭失い

【読み】 やすものがいのぜにうしない
【意味】 安物買いの銭失いとは、値段が安いものは品質が悪いので、買い得と思っても結局は修理や買い替えで高くつくということ。

【安物買いの銭失いの解説】

【注釈】 安いものは品質が落ちるので、買ったときは得をしたように感じるが、すぐに壊れて使い物にならなくなるから、結局は高い買い物をすることになるということ。
『江戸いろはかるた』の一つ。

参考 故事ことわざ辞典 http://kotowaza-allguide.com/ya/yasumonogai.html

これは私もすごく気にしていることです。安いということは後で高くつく可能性があるだろうと考えて行動しています。

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むかしむかしにこんなことがありました。

“とある”が大量に出てきますが特定される可能性があるので全部曖昧にします。

”とあるアジアの国の家具製作会社”で”とある家具”の製作をしていました。

理由は簡単です。「安く作れるから。」

しかもそれになりの良いクオリティだったんです。

それでも納品検品時に雑な部分や仕上がり不足な部分もあったので精度はあまり高くなかったです。安くそれなりの家具が作れるというのが最大のメリットでした。

B品が出るといったロスがあっても返品はできませんでした。それを返す送料が高くつきましたし、アウトレット品として安価に売っても十分すぎるほど利益がとれたからです。

ある時、販売した家具を所有するお客さんから製品の不良を指摘されました。それは販売時にはわからず時間経過で発覚する問題でした。

それから同製品を購入したお客さんたちから、あいついで同ケースで多くのクレームがありました。

原因を調べると「家具に使われたある素材」が不良品のために起きた問題でした。その問題により家具すべてがダメになってしまうという大きな不具合でした。

不良品の素材を使われたので”とあるアジアの製造会社”にクレームを入れました。製造不良だろう。と。

すると「その素材を選択したのは当社だが、その素材を作っているのは別の会社だ。だから責任はその会社にある。」というような回答が。

じゃあその会社とはどこかと聞くと「応えられない。企業秘密だ。」

素材の不良品を使ったことにより起きたこの問題はどうするのか。

「当社には関係ない」

終わり。

実際終わりですよ。もうどうしようもないですから。

裁判するといったって、そんなのお金がかかるだけですから上手くいくかもどのぐらいの期間がかかるかもわかりません。しかも国をまたいでいます。

そんなことを対応する余力もない状態でしたし、クレームの対応する予算で精いっぱいでした。

クレームのあるお客さんたちを放置するわけにはいかないので、製品と同じものを結局国内の信用がおける工場で全部作り直して納品しました。

クオリティは良いですし安心できます。しかし”とあるアジアの製造会社より”かなり高額だったのでクレームの交換対応はものすごい赤字でした。販売した金額より高くつきました。

同クレームが何年にもわたり続いたのでもうそれはそれは大変です。

安く作ったつもりが結局は相当高くつく結果になりました。それもとんでもなく・・・

この経験から「安いかどうか」で選択すると上手くいかないということがわかりました。

”安い”ということは”相手の対応も安い”ということですね。

相手のことを考えて親身になって対応するわけありません。安いんですから。

価格だけで選ぶと痛い目を見るという話でした。

どの業界にも通じますし、商売をしていない皆さんにも関わる選択です。

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