日本製のイームズシェルチェアがありました | 名作家具とデザインの話

日本製のイームズシェルチェアがあったんです

さて、先日こんな質問がありました。

「シェルチェアの裏にModern Furniture Salesって書かれているのがあるんだけど、これってなに? 」 と。

モダンファニチャーセールス”ですか、それは日本製のイームズシェルチェアですよ。

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え!日本でシェルチェア作ってたの!?

・・・と驚いてくれる素晴らしい人の為に説明しますね。

モダンファニチャーセールスは、ハーマンミラージャパンの前身になる会社名です。 (日本語むずかしいですね。)

日本では【日本ハーマンミラー家具販売株式会社】→(改称)【モダンファニチャーセールス】【米国ハーマンミラー社がハーマンミラージャパン株式会社を設立】→(モダンファニチャーセールスを吸収合併)→(そして現在の)【ハーマンミラージャパン株式会社】とこんな感じで変わっています。

自宅にちょうどモダンファニチャーセールス製のシェルチェアがあるので写真を撮ってきました。


その”モダンファニチャーセールス”の時代に日本での販売を目的としてたくさんのシェルチェアが国内で作られていました。多くは生地張りのシェルチェアですね。

上写真のように、明らかに米国で生産されたシェルチェアと違いがありますよね。

読めますか?

裏のエンボス部分を見ると一目瞭然。
文字列の下の部分に”Modern Furniture Sales Co,Ltd”の表記がありますね。
数字は読んで字の如く52年4月15.16.20日製造という事です。

当時はコントラクト(法人)での販売が多かったので、今でも会社や行政機関でよく見かけると思います。

特に珍しい訳ではないので高値って事もないです。どっちかというと米国のシェルチェアより(かなり)安く取引されます。

余談ですが、日本製のエッフェルベースやキャッツクレイドル(ラウンジベース)などもあり、米国で製造されたベースとは脚の長さが違います。

エッフェルベースは脚が短いので、日本人の体形に合わせたデザインなのでしょうね。こちらはあまり見かけることはありません。

逆にキャッツクレイドルは脚が長いです。

90年代以降もハーマンミラージャパンから国産のイームズシェルチェアが販売されていましたので、わりと最近までは普通に存在しました。

いまは国内でシェルチェアは作っていませんよ。

気になったらシェルチェアの裏側を見てみましょう。

でもでも、ハーマンミラージャパン製の国産は、シェルチェアの裏側のエンボスが「Charles Eames」としか書かれていないタイプも存在します。ハーマンミラーのロゴすらないんですよ。

見分け方は・・・経験ですね。私は見ればわかりますけど、伝えようがないです。

これが目利きってやつでしょう。

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