イームズチェイスは軽く寝れる | 名作家具とデザインの話

イームズチェイスは軽く寝れる

http://www.hermanmiller.co.jp/products/seating/lounge-seating/eames-chaise.html

影が薄いですけどイームズ製品の中で上写真の「イームズチェイス」という寝椅子があります。

寝椅子なんですけど横幅が45cmしかありません。

細い。狭い。

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この製品はイームズ夫妻は友人である映画監督ビリー・ワイルダーのためにデザインしたものです。

販売は1968年からです。長細いのには意味があって、横たわった人が完全に眠りこけないようにと設計されたゆえです。

というのも、この細さの寝椅子で仰向けになると、自然と両腕をお腹や胸の上に持ってくることになります。
そのままの姿勢で眠りに入ると、完全に熟睡した時に腕が下に落ちるので目が覚めるって仕掛けなんです。

君は映画監督だし忙しいから寝過ごすなよってことででしょうか。

でもビルー・ワイルダー本人には歓迎されなかったらしいです。
余計なお世話ってことでしょうか。

・・・というのが今まで存在したストーリーでした。

でも最近ハーマンミラーでのストーリーがアップデートされていました。

1955年、映画のロケ撮影中だったビリー・ワイルダー監督は、木挽き台に支えられた細長い厚板の上に横たわり、そこで熟睡せず短時間だけ仮眠が取れることを発見しました。

この発見がきっかけとなり、ワイルダーは友人であるチャールズ&レイ・イームズに、幅の狭いオフィス用の長椅子が必要だと提案。

イームズ夫妻はこの話を忘れず、1968年にイームズチェイスを発表。 最初の製品をワイルダー監督に贈りました。

以来、このイームズチェイスは、ハーマンミラーによって製造が続けられています。

じゃあ今までの説は間違っていたってことでしょうか?

いずれにせよ、現在のハーマンミラーの説明が正しいでしょうから、そっちが今後語られるストーリーになります。

と思う反面、もともとあったストーリーってなんかネガティブじゃないですか。

それがチェイスの販促としては不利に働くので、現在の内容にしたのかなって思ったり思わなかったり。

当人たちがすでに存在しないので確認する方法がありません。

ハーマンミラーにはイームズオフィスが付いていますから、それはそれは正しい情報のはずです。

ところでこのチェイス、現代の昼寝事情には良いかもしれません。

昼食後に昼寝をすることが脳を活性化させるっていいますから、ランチタイム後の昼寝タイムで需要がありますね。
そしたら午後の仕事もばっちり頭が覚醒した状態でバリバリやれます。

問題はこれを職場に置けるかどうか、そして昼寝の時間があるかどうかですね。

社長が会社にこれを置いてくれたらいい。
社員皆さんで薦めてみましょう。

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