昨今のウイルス問題により、自宅に作業環境が整っていないまま唐突にテレワーク/リモートワークをする人たちが増え、無理な姿勢や身体に負担のかかる姿勢で作業をし続けることにより「腰が痛い」「腰痛になった」「首が痛い」「肩凝りがひどい」など様々な健康被害が深刻化しているようです。
それに身体の不調が気になって仕事が進まず作業効率が落ちることも問題です。
無理な姿勢で作業を続けるのは身体の変形リスクもあります。
それで私もなんでもかんでも『良い椅子買え!』とか『家具買え!』とか言いませんし、『買わないといけない!』とも思っていません。
それに今は在庫切れ多発で高性能な椅子が欲しくても手に入らない人たちもいます。
なので、1人で在宅仕事をするのにどこを気を付けるべきか、どうするべきかを特別(?)にお教えしますね。会社じゃなく1人だと自分の姿勢を注意してくれる人もいませんからね。
背骨の形を正しましょう
直立二足歩行するために進化した人間にとって座ることは寿命を縮めるぐらい身体に悪い行為です。
猫背になり筋肉が動かず血流が悪くなり各部を圧迫することが主な原因です。
人間の背骨は逆S字が通常の状態ですから、まずは猫背にせず姿勢を正して作業をしましょう。(上画像参照)
椅子を買い換えなくてもとりあえず骨盤にクッションを置くとかすると良いです。
正しい姿勢は腹筋を使うことになるので長時間が苦しい人はお腹に大きなクッションをおいても良いですよ。苦しいですけど。
背もたれが無い椅子の場合は頑張るのみ。
頭を前に落とさないようにしましょう
(これが首に負担をかける姿勢)
頭を前に落としてディスプレイを覗き込むような姿勢は、背中や首の筋肉に負担をかけ”肩こり”の原因ともなります。
ディスプレイを目線に合う場所へ移動しましょう。
デスクトップでもなく、モニターアームも無く、ノートパソコンのみで作業をしている人は、台の上に載せて無線のキーボードを使って本体のキーボードを直接打たないようにしましょう。
とにかく目線を下げて画面をのぞき込まないようにした方が良いです。(短時間なら別にいいかもしれませんけど。)
深呼吸をしましょう
呼吸が浅いと酸素が脳に充分に行き渡らず集中力が切れやすくなったり眠くなったりします。
定期的に大きく深呼吸をしましょう。
酸素を脳へたくさん送ることで活性化させることにより集中力が高まり、リラックスした状態に近づきます。
ストレッチをしましょう
人間は身体を動かすべき生物です。
座りっぱなしはリスクばかりですので、2-30分に一度は身体を大きくストレッチしましょう。
それは椅子のリクライニング機能を使うものですが、リクライニングしない椅子の場合は面倒でも立ち上がってストレッチしましょうね。
筋肉を動かし伸ばし、血流をよくすることが大切です。
と、これらだけでも気にしてやってみてください。
多少は今の辛さより改善されると思いますよ。
もちろん理想は作業環境を用意すること
高性能なオフィスチェアやデスクやモニターアームは、身体を無理なくサポートしてくれる重要なパートナーなんです。
それが無いなら自力で頑張るしかないわけですから、それが出来る人はそれでも良いわけですよ。
ただ正しい姿勢を続けるには筋肉が必要ですからサポート(椅子)が無いとかなり疲れるんです。無意識に身体のバランスが崩れていくので、自分の姿勢があっているか間違っているのかわかりづらいです。
それに肩凝りが余計ひどくなることがあります。なにせ姿勢に気を付けるばかり背中がガチガチになりがちですからね。
人間工学は道具が人間に合わせる学問ですから、人間が環境に合わせて作業をしてしまうのは身体にとっても良くないです。
椅子は改善してより良くするためのサポートです。繰り返しになりましたが。
なんだかんだいって会社は良い家具を揃えて仕事ができる環境だったことを多くの人が実感していることでしょう。
今後もテレワーク/リモートワークが続くようなら作業環境を見直してみてはいかがでしょうか。
私はハーマンミラー正規販売店をやっているのでこのサイトでは同社のオフィスチェアしか紹介していませんが、世の中には多くの家具メーカーがありますから好みを見つけるのが良いです。
逆にアーロンチェアとかセイルチェアとかハーマンミラー製品をお求めなら私はお勧めですよ。
2011年に独立開業以来、家具の販売業として何千人も直接対応をした現場経験もあるのが売りです。
オフィスデザインから、テレワーク向けに個人向けにも相談から納品まで全てやっています。
企業から依頼されたらテレワークをする社員のために一人一人にヒアリングをして最適な作業環境を用意しつつ健康維持のためのアドバイスもやっています。
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