– Eames Wire Base Elliptical Table –
デザイナー:Charles & Ray Eames (チャールズ & レイ・イームズ)
その見た目からサーフボードテーブルと愛称が付けられたこのローテーブルはイームズ夫妻により1951年にデザインされました。
大きなカーブを描いたコーヒーテーブル
このテーブルはワイヤーベースのデザインから始まりました。
イームズ夫妻はこの年スチールワイヤーロッドを溶接する製造技術を完成させます。そうしてワイヤーロッドを使った家具デザインに乗り出した中で、ワイヤーロッドを溶接したベースを二個並べて天板を乗せるアイデアを思いつき作り上げられたのが後のエリプティカルテーブルです。
どうして特徴的な楕円の大きな天板にしたのか正確な由来は無いのですが、パッと見て判る通りサーフボードをモチーフにしたのではないかと考えられています。
実際、彼らの住むイームズハウスからは太平洋を見渡すことが出来ました。場所もロサンゼルスのパシフィックパセリーズですのでマリンスポーツも普段の光景です。
そうしたことからインスピレーションを受けたのだと思われるのですが、イームズ夫妻から明言されたという記述などは見たことがありません。
ですが、その見た目から「サーフボードテーブル」という愛称で呼ばれることになりますが、イームズ夫妻はこのテーブルの事をその愛称で呼んだことは無いそうです。
このエリプティカルテーブルを小さくしたのが「イームズワイヤーベーステーブル」です。
大きな天板から切り出したパーツで小さなお膳のようなローテーブルにしました。
B&O sakae
イームズエリプティカルテーブルの略称はETRTです。またEllipticalは”楕円形”を意味します。
とにかく巨大(幅約2200mm)なローテーブルのため、空間に置いたときにインパクトはかなりのものです。幅広で使える使いやすいテーブルではあるのですが、そもそもの大きさが大きさのため設置できる場所を随分と選びます。
私は販売をしていてサイズで断念をするケースをたびたび経験しています。それに、重すぎてこのテーブルは一人で持ち上げて移動ができません。そういったことから販売するにも設置するにも難しい製品でもあります。配送方法も限られますし搬入にも困ります。
その代り、それを乗り越えて置けた時の美しさもひとしおですよ。
注意点が多い製品なのでご相談の上お求めください。
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