東京都港区にある「麻布台ヒルズ ギャラリー(麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階)」にてアレクサンダー・カルダーの作品を展示する個展「カルダー:そよぐ、感じる、日本」 が2024年5月30日(木)〜 2024年9月6日(金)まで開催されていました。
日本では35年ぶりとなるカルダーの個展ですのでもちろん行ってきました。
現地の様子をお届けします。
カルダー:そよぐ、感じる、日本の様子
アレクサンダー・カルダーはモビールをアートにしたアメリカの芸術家です。
私はなぜか非常に好きなのですが、詳しいことは以前の記事を参考にしてください。
上写真のファフニールの現物が展示されているのはすごいです。
でも私はほぼ毎日名古屋市美術館の前で見ているので特別感は無いですが。
あのカルダーのオリジナル作品が多数展示されており、目の前でじっくり観察できる素晴らしい構成でした。
作品の保護がされていないので観覧者の良識に任せるスタイルです。
カルダーの絵画も展示していました。
あまり画を見る機会はないので新鮮です。
大きなものから小さなものまでカルダーのスタビールとモビールが展示されており、現物は非常に存在感があり見ごたえが充分でした。
展示物の中にはMoma向けに作られた50年代の映像作品があり、それがなかなか不気味で引き込まれました。
カルダー最大の作品も展示されており、来場者も多く盛況だったようです。
なにせ図録を購入しようとしたら完売でしたので・・・
インフォメーションの人に図録を買う方法を尋ねたら麻布台ヒルズタワープラザ4階の大垣書店に行くことを薦められましたが、そのあと行くとその書店でも完売していました。
でも注文が出来たので最終入荷分が手に入る予定ですが値上がりしていました・・・
この展示で気になったことですが、せっかくのキネティックアートなのに室内がほぼ無風なため作品が微動だにしていなかったことです。
作品保護のために無風にしている可能性もありますがちょっと気になりました。
この展示風景についてはいずれ動画をアップする予定ですので、そちらの方がより様子が伝わりやすいと思います。
2ヶ月以内には公開できるように頑張ります。
ちなみにカルダーを知ったのはイームズからです。
50年代のイームズハウス内にカルダーのスタビールがあり、そこから興味を持ちました。
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