モビールを作った彫刻家アレクサンダー・カルダーの解説と作品

アレキサンダー・カルダー

Alexander Calder (アレクサンダー・カルダー)

1898/7/22 – 1976/11/11

 

カルダーは20世紀における最も重要なアーティストの一人です。彫刻家として優れた作品をいくつも残しただけでなく、重力自体をデザインに取り入れる新しい境地を開拓した人物でもあります。

アメリカで最も人気のある国際的に名声を集めた現代アーティストの一人です。

 

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彫刻としての才能と実績

 

カルダーは1898年にペンシルヴァニア州のフィラデルフィアに生まれます。

画家のナネット・リーダラー・カルダーと彫刻家のアレクサンダー・スターリング・カルダーの間に生まれました。祖父アレクサンダー・ミルン・カルダーも彫刻家です。祖父も父も著名な彫刻家でした。

 

アーティストの家系でしたが、カルダーは工科大学に進み機械工学士を取得します。

卒業後は様々な仕事に就きますが、どれも長続きしずニューヨークに戻りデザイン教室に通います。

1923年にはアートスチューデントリーグに入学し、1925年に卒業をするとイラストレーターとして働きます。

 

(カルダーの金属彫刻 1928年 書籍CALDER P.10より )

1926年にパリに住み始めたことをきっかけに針金彫刻を始めました。

 

(フォン・クレール 1949年 書籍CALDER P.45より )

1930年に抽象画にも取り組みます。

1970年代以降まで絵の発表は続けています。

 

モビール

(空中の3枚の円盤 1967年 書籍CALDER P.47より )

モビール作品

(カルダーのモビール”無題”(クジャク) 1941年 書籍CALDER P.35より )

1932年に初めてモビール(mobile)を発表します。パリのギャラリーで展示されました。

 

この”モビール”という言葉ですが、本来はカルダーの彫刻作品のことを指す言葉です。

古くから彫刻は止まっている物だったものを「動く」ものにしたことでカルダーの代表作となりました。動く彫刻を「モビール(動く)」と評したことでその名が広まりました。

 

その以前から宙に浮き揺らめくアート作品自体は存在します。ブルーノ・ムナーリが1920年代には「役に立たない機械」とい名前で発表しています。その時はキネティックアートと呼ばれていました。

デンマークでは古くから天井方吊り下げて動いて揺らめくオブジェは家庭でも使われていました。(いまはこれをモビールと呼びようになっています。)

 

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スタビール

(カルダーのスタビール”無題” 1947年 書籍CALDER P.55より )

動くスタビール

(白い円盤と赤と黒の上の7つの点 1960年 書籍CALDER P.67より )

さらにスタビール(Stabil)も手掛けることになります。

金属彫刻ですから動かないのが普通ですが、カルダーの場合は既にモビールがあったことで「スタビール(動かない彫刻)」と名付けられました。

イームズハウス内に展示されたいた写真もあります。

 

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金属ジュエリー

(アリスバンド 1940年 書籍CALDER P.33より )

また金属ジュエリーデザインもやっていたことはあまり知られていません。

 

フラミンゴ

(フラミンゴ 場所:シカゴ 1973年 書籍CALDER P.90より )

カルダーは世界的な評価を得ることで、街に巨大な作品を手掛けるなど亡くなるなるまで数々の作品と実績を残しました。

 

ブラニフ航空

(フライングカラーズ DC8型機 1973年 書籍CALDER P.83より )

そんな彼の最大の作品はそしてブラニフ航空の飛行機に描かれたペイントです。

 

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カルダーはこんな言葉を残しています。

「なんで、美術は静止してなくちゃならないんだ?彫刻の次のステップは動きだ。」

 

個人的にものすごく好きな彫刻家でもあります。

色彩からデザインまで素晴らしいですね。

 

アレクサンダー・カルダーの彫刻が名古屋で見れます
世界的に有名な彫刻家アレクサンダー・カルダーはモビールを世に送り出した人物です。 彼の作品は奇抜な色合いともに見る者を魅了する構成が特徴です。 そんな彼の大きなモビールが名古屋市内で見ることが出来ます。

 

カルダーファウンデーションのサイトもあります。

 

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