ハーマンミラー社のイームズワイヤーベーステーブル(以下LTRT)は小さなサイドテーブルとして人気があり、お膳のように使えることで床生活の人にも好まれる名作家具です。
そんなLTRTはテーブルながらスツールやオットマンとして使うアイデアは昔からされていました。
そのためのクッションを作りましたのでaddLessから発売します。
イームズワイヤーベーステーブルがオットマンやスツールに早変わり
LTRTをスツールやオットマンにするアイデアは公式でもされていました。
上写真はハーマンミラー社の資料集に掲載されている写真ですが、病院内でこのように使われている光景がありました。
ご覧のようにLTRTにカバーがつけられています。あるいはクッション付き天板を特注で作り脚だけLTRTのものを使っています。
これが元祖かはわかりませんが、日本でもこのようなカバーを取り付けるタイプの製品はお店ごとにそれぞれで作り販売をしていました。ハーマンミラー製は特注を除けば無いはずです。
case study shopでも昔はカバーを作って販売をしていました。
ただ私はそれをクッション性が足りないことに不満を持っていましたし、何よりカバーをかぶせるという行為が何となく格好良くないのでピンときませんでした。
そこで以前から構想していたのが上に載せるだけで使えるクッションです。
それが今回実現したもので、製作は愛知県内の自動車のシートを製造する工場にお願いしました。
フットレストと同じ工場です。
このクッションを実現させるためには厚みと弾力があることが条件だったため、自動車のシートそのままの技術を使うのは都合が良かったです。
内部は重めのチップウレタンを採用しました。これは自動車のシートに使われているものをそのまま使っています。
かなりの弾力があることで座っても足を載せてもウレタンが沈みすぎることはありません。
自動車のシートをそのまま小さくしたような構造です。
生地はアレキサンダー・ジラードのものによく似た国内のファブリックを採用しています。
今まで使ったことがない生地でしたが、色合いとクオリティを気に入ったので採用しました。
1色展開にしていますがツートーンの色合いが落ち着いていて良いです。
ファスナーは付いているので開けられますがカバーを外して洗えるようにはしていません。
裏側にアクリルクッションを付けた生地を採用し、天板に載せるだけで横にズレることがありません。
上から被せるカバーとは違い簡単なのと、テーブル天板の側面の積層が見えたままになっているのがデザイン的に格好良いです。
積層合板が隠れないようにするためのアイデアです。
これを使えばイームズワイヤーベーステーブルがオットマンとしても使えるようになります。
特にイームズローワイヤーベースのお供として活躍しますのでお勧めです。(上写真参照)
イームズ製品にこだわらず様々なソファなどのお供に良いです。
スツールとして使う場合は一個だけでも充分ですが、横に並べて使うことも出来ます。
たくさん並べると壮観です。
注意点としてスツールとして使えるといってもあくまでテーブルなので製品としては上に座ることは推奨されていません。
でもハーマンミラー社も1960年代のLTRTの広告で巨漢の男性が座っている写真を使っていますし、座ること自体は普通にしていますから大丈夫じゃないでしょうか。責任は持てませんが。
これが↑1967年に掲載されたLTRTに座る人の広告です。
巨漢が座ってますから大丈夫じゃないですか?
でも座ってLTRTが壊れても保証対象外になりますけどね。あくまで座ることは推奨しないので自己責任ということで・・・
このクッションだけでかなりの弾力のため、これだけを座布団的に使うことも出来ます。
LTRTを持っていなくてもそのまま使えますし、テーブルと分離して使うことも出来ます。
他製品のベンチでもなんでも上に置いて使ってください。
オットマンやスツールとしてどう使えるのか、弾力はどうかなどわかりやすいです。
参考にしてください。
これも試作品を4回作って打ち合わせを繰り返してやっと完成しました。半年以上かかっています。
他には無いニッチな製品なのでよろしければお求めください。
販売はaddLess製品販売店のcase study shop NAGOYAにてお願いいたします。
>>【addLess/アドレス】テーブルクッション商品販売ページ
コメント