家具屋やインテリアショップでも家具の買取や委託販売、または家具の引き取り処分をやっている場合があります。
これらですが、無許可でやってはいけない商売ですのでそれぞれ説明します。
家具の買取について
家具の買い取りは家具を一般家庭や企業から買い取ることです。
そして買い取った家具は販売をします。(処分してはいけません、後述します)
いわゆる中古販売ですね。
これをするには各都道府県の公安委員会から古物商の許可を受けないといけません。
古物商は私も持っていますが、潔白な人なら取得はそう難しくありません
家具の委託販売
委託販売とは家具を買い取らずそのまま預かり、販売時に清算をして預け主に支払いをするやり方です。
家具の引き取り時に支払いをしないという点が買取とは大きく違います。
この委託販売でも古物商の許可が必要です。
家具の引き取り処分について
一般家庭の古くなり捨てるしかない家具を、家具屋やインテリアショップが引き取って処分をすることを謳っている場合があります。
”必要なくなった家具の引き取り処分します”みたいなことです。
これはしても良いのか悪いのか。
もしそれが有料だったら許可が必要です。
まず、家庭からの捨てるしか無い状態の家具は粗大ごみですが正式には一般廃棄物と呼びます。
一般廃棄物は産業廃棄物以外の物を呼びます。
産業廃棄物とは
家庭の一般廃棄物を引き取り処分をするには一般廃棄物処理業の許可が必要です。
一般家庭から出る一般廃棄物は、一般廃棄物収集運搬業許可、そして一般廃棄物処理業の許可を持たない業者が料金を徴収して引き取ることは廃棄物処理法により無許可営業(5年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金)となり違法です。
なので、処分料を貰って家具の引き取りをしてしまうと問題です。
普通、家具屋やインテリアショップは一般廃棄物処理業の許可なんか持っていません※から無理なんです。※ほぼ不可能
ただし、一般廃棄物処理業の許可を受けた業者と提携をして、家具の納品と引き取りをその会社が行っている場合は大丈夫です。
じゃあ料金を貰わずただの処分として家具を引き取るのはOKなの?
大前提として、一般廃棄物処理業の許可を受けていない業者は無料だとしても引き取ってはいけないということです。
下記リンクが参考になります。
Q1.「無許可」の廃棄物回収業者とは何ですか?
HP画像引用 https://www.env.go.jp/recycle/kaden/tv-recycle/qa.html
上記の通りなので、簡単に言うとゴミは許可を受けた業者しか引き取ってはいけないということです。
そこで疑問に思うのが下記のやり方です。
・新品のソファを購入して、家具屋に配達してもらった際に壊れたソファの引き取りをしてもらった
・新品のワークチェアを購入して納品された際に、使い古したワークチェアの引き取りをしてもらった
これらですが、無許可に行うと違法な行為なんです。小さな事例なので見逃されているだけなんでしょうね。
もちろん許可を受けた業者がやっていればOKですし、引き取った家具を再販するのであれば古物商の許可があればそれもOKです。
一応、皆さんも知識として知っておくと良いかもしれません。
家具の販売に関しても違法な業者とかしますし、真っ当に商売をしているところがうまくいかないようでは良くない世の中です。
『お前アーロンチェア販売時に不要椅子の引き取りやってるじゃん』と突っ込まれそうですね。
そうですね、やっていますよ。
けど私は許可を受けた業者に依頼をして処分までやっていますから何も問題はありません。
私自身も家具の買取や委託販売はすれども、引き取り処分はやりませんし。
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