– SEI SIMBOLI SINSEMANTICI –
デザイナー:ENZO MARI (エンツォ・マーリ)
イタリアデザイン界の巨匠エンツォ・マーリが1972年にデザインした「システマチックシンボル」は、星や月、立方体に矢印といったシンボル的象徴を作品にしています。
自然シリーズとは対照的な印象を受けます。
「セイ シンボリ シンシマンティシ」は2013年に「システマチックシンボル」をダネーゼ社が復刻したものです。
![](https://ogitaka.com/wp-content/uploads/2017/06/enzo_mari.gif)
対象をシンボル化したアート作品
マーリによる「セイ シンボリ シンシマンティシ」は、星、クローバー、波、立方体、矢印、月をモチーフにしています。
それらを極めてシンプルにしてシンボル化したデザインは、観る者に応じて解釈や捉え方が変わることで対象のイメージの認識を委ねます。
「芸術は一点ものではなく、多くの人の手に渡るべきだ」というブルーノ・ムナーリの理念を受け継ぐダネーゼ社の製品らしい、アートでもありながらプロダクトでもあるグラフィック作品です。
![](https://ogitaka.com/wp-content/uploads/2017/06/munari.jpg)
![](https://ogitaka.com/wp-content/uploads/2017/06/IMGP5631.jpg)
同じムナーリの「アートエディション」とはまた違った使い方をされます。
それほど大きくないため同じ環境内にいくつも飾ることも想定されています。
一部屋に何枚も飾ることはもちろんですが、例えば建物の部屋の入口にそれぞれのデザインを飾ることで、その部屋を「星の部屋」や「月の部屋」といった呼び名で分けることが出来ます。
部屋名を付けるのではなく、印象だけで部屋の区分を分けることが出来るのはアーティスティックです。
実際、病院や保育園などで部屋ごとにこの作品を飾っているケースもありますし、アートエディションもそうした使い方をして、「リンゴの部屋」「クロヒョウの部屋」のように部屋ごとに飾る絵を変えている私のお客さんもいます。
オシャレ感がすごいです。
![](https://ogitaka.com/wp-content/uploads/2019/01/f482e7c61883e6ab9bef58f7e5c9b17e.jpg)
復刻された本製品は硬質紙にシルクスクリーンプリントです。
フレームに入れて飾ることで作品自体の格式高さも上がり、ポスターの色焼け防止といった保護にもなります。
フレームはなるべくなら頑丈で精度の良いものが求められますが、なかなか良いものが無い場合は私のお店で特注のフレームを用意しています。
フレーム幅21mm/12mmの2サイズから選択できて、厚さ2mmのUVカット加工されたアクリルを使用しています。
![](https://ogitaka.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/46a136ef66e41cadb323c9a9726304a3.jpg)
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