特に小売りのお店の店員は店内で立ちっぱなしで勤務をしていることが多いようです。
なんとなくお店の店員は勤務中はずーっと立ちっぱなしじゃないといけないような風潮があるようですが・・・冷静に考えておかしいのでは?と私は思います。
立っていなきゃいけない理由や問題を書きました。
立っていないとやる気なしとみなされる
私も以前とその以前のインテリアショップに勤務していた時も、営業中は座ってはいけませんでした。
そもそもスタッフ用の椅子がありませんし、来客が無くても立ってないといけませんでした。
デパート系のお店で働いたこともあるのですが、どのお店も店員は立ちっぱなしですし、座っている人を見ることはありませんでした。
でも人間ですから立ちっぱなしは辛いです。
足も痛いし、場合によっては腰も悪くなります。
実際、それで腰痛やヘルニアになってしまった人もいます。
歩いていたり走っているのなら良いのですが、人間にとってあまり動かず立ちっぱなしという状態は腰を痛める原因となります。足の変形も招く恐れがあります。
身体を壊したら元も子もないです。
そこまでしてどうして店員は立っていなければいけないのでしょうか。
理由として考えられるのは見た目の問題です。
座っていると「楽しようとしている」「やる気なし」「サボっている」ように見える。
多分これでしょうね。
PC作業だって立ってやっているぐらいですからね。
スタンディングデスクと違って身長と合わないと腰が痛くてしょうがないです。
私もそれで辛かった記憶があります。
ショップに勤めていた当時なんて私も座ること自体に抵抗を感じるようになっていました。
座るという行為はやる気が無くサボる行為なんだと洗脳されちゃっていましたからね(笑)
経営者側だってスタッフ用のデスクや椅子を店内に用意しませんし、上司が座っている店員を見ると『立て』と強要するんです。
座るのが楽をしようとしているという考え方自体がおかしいのにですよ、たまには座ったりしないと苦しいだけです。
まだ歩いている方が楽ですよ。
30分歩くのなんて楽にできることですが、30分立ちっぱなしは辛いものです。
別に店内にお客さんがいなかったら座って資料やカタログを読んでいようが構わないと思うのですが、そうした読み物や知識吸収は勤務外にやれと指示されるんですよね。
お客さんもいない店内で掃除も終わって何もせず突っ立っていることにどんな意味があるのか。
それでいて店長とやらは裏でずっと座っていますからね。
自分を権力者か何かと勘違いしているんでしょう。
その小さく狭い世界で優越感を得たいだけです。
以前のお店では私が店長になった瞬間に会社には内緒で勝手に椅子を引っ張り出してきてスタッフで座れるようにしました。
せっかく入ってきた新人に無理させたところでやめるのがオチですし、自分だけは辛くとも他のスタッフにはなんとか居心地を良くさせようと考えたものです。
自分がやってきて辛かったから人にもやらせるなんて論外です。
もちろん来客があったら立ちますよ。
座っている店員を見たお客がクレームを入れるという問題もあります。
そのお店を通りががって座っている店員を見たとかそんな人ですよ。
それが該当のお店自体だったり、デパート系だったら管理側にクレームするんです。
『座っている店員を見た!不愉快だ!なっとらん!』てなもんです。
そのクレームを優先してスタッフを立たせて身体を壊したり辞めたりするようでは本末転倒です。
どうせそんなクレームするような人なんて重要な人じゃないんですから、そんなことを恐れて自分のところのスタッフに不合理に無理をさせて何か良いことがあるのでしょうか。
最初から店内にはスタッフ用の座って作業するスペースは作るべきですし、店員が座っている方が普通だというようなインテリアデザインをするのが最も良いです。
そしてお客さん自身も座ってもらえるようにすべきです。
店員は立っていないといけないし、お客さんも立っていないといけないとかナンセンスです。
あと新人は立っていないいけないという謎の価値観もなくした方が良いです。
身体のためにも、店員の働く環境のためにも、お客さんのためにもお店は座るような店内設計にするのが理想ですね。
そうしないとお店自体もより良くならず、店員も疲弊して長続きしなくなってしまいます。
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