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ジョエ・コロンボのボビーワゴンを長くしたような「スピニー」

スピニー

– Spinny –

デザイナー: Studio Joe Colombo (スタジオ・ジョエ・コロンボ)

 

なんとなくボビーワゴンの印象を受けるこの収納は、実際ボビーワゴンの回転式トレーを活かして作られています。

ボビーワゴンを発展させたデザインとも見えるこのスピニーは2004年にスタジオジョエコロンボによってデザインされました。

 

【今と昔で評価が違う】ボビーワゴンの印象は日本でどう変わったか
ジョエ・コロンボの名作ボビーワゴンは今となっては一般的なカジュアルな収納家具ですが、それ以前は違いました。 このでどうやってボビーワゴンが変わっていったのかを書きました。

 

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ジョエ・コロンボの意志を継ぐ12段の回転式収納トレー

実物のスピニー

スピニーはボビーワゴンの回転式トレー部分だけで構成されたデザインです。

ベースから伸びた軸を中心に12段のサイズ違いのトレーを並べることで、ボビーワゴンにはない圧倒的な収納力を持っています。

デザインはスタジオジョエコロンボのイグナツィア・ファヴァタが手掛けました。

ファヴァタはジョエ・コロンボが存命であった1968年からジョエ・コロンボの事務所で働き、以来スタジオジョエ・コロンボの重要人物として活躍しています。

 

上部からの写真

トレーを並べたデザイン自体はコロンボが存命時にボビーワゴンの5段サイズも存在し、たくさん収納トレーが並んだデザイン自体はありました。

また60年代からこうした回転式トレーが付いた収納家具はコロンボ以外もデザインをしており珍しい構成ではありませんでした。

スピニーのデザインは自然と辿り着くデザインだったのかもしれません。

 

立てかけスピニー

日本では展開されていませんがこのスピニーには壁に立てかけるタイプの物があります。

キャスター付きと立てかけ、場所に合わせて選ぶことが本来はできます。

 

このデザインを見ると倉俣 史朗 氏が70年代にデザインしカッペリーニ社から発売された「リボルビングキャビネット」を思いだす人もいるかもしれません。

構成は似ているのですが、先述の通り回転式トレーを並べてデザイン自体は60年代のイタリアンデザインではいくつも存在しますから倉俣氏のオマージュといったものではありません。

 

ベースの写真

台座がかなり広いのでスペースはけっこうとります。

その代り安定しますのでトレーを安全に回して使うことが可能となっています。

 

使い勝手としては場所さえ取れれば良いものですよ。移動するのに通路が広く必要です。

あとトレーを力強く回すと根元の部分が割れてしまいやすいのでその辺注意が必要な家具です。

日本ではビーライン社の正規品が普通に流通していますので購入可能です。

 

【ビーライン/B-LINE】スピニー Spinny ジョエ・コロンボ
「スピニー」はイタリアンモダンデザインの天才ジョエ・コロンボがデザインをした多機能ワゴン「ボビーワゴン」の発展形です。 12段と大きな収納ワゴンとして使えることで、ボビーワゴンをはるかに超える収納力を実現しています。

 

最近のデザインだとマジス社の360°コンテナとも比べられると思います。

こちらも良いデザインなので用途や場所に合わせて選んでください。

 

【MAGIS】 360°container マジス 360°コンテナ
マジス社の万能ワゴンはコンスタンチン・グルチッチによりデザインされました。 デザインも収納力も優れた素晴らしいストレージです。

 

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