柳宗理がデザインした組木細工と山中組木工房との関係

柳宗理の組木

日本の伝統技術に「組木細工」というものがあります。

組木細工は簡単に説明すると木製の立体パズルのことです。

江戸時代に存在した知恵木と呼ばれる遊具が組木細工の原点と言われています。

明治時代に山中 常太郎 氏(山中組木工房の初代)にによって組木細工という技法が完成したそうです。

そんな組木細工の中で上写真のこれだけ柳 宗理 氏がデザインしています。今は生産されていないのでどこかで見つけたら手に入れてみましょう。

民芸の精神で様式をつくる「柳 宗理」の紹介
20世紀の日本のインダストリアルデザイナーの一人であり、戦後のデザインの発展に大きく貢献した人物である柳 宗理の実績をお伝えします。 民芸を伝える重要人物でもあります。 彼の代表作バタフライスツールはニューヨーク近代美術館にて永久収蔵品にも選定されています。

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伝統工芸でもある木製パズル

組木分解

(全部ばらしたら多分もどせません)

日本の神社建築は釘を一切使わない木造組み構造をしており、それをヒントに1900年ごろ山中 常太郎 氏によって木片を組立・分解ができる立体パズル「組木細工」が生まれました。

厳密な木細工には非常に高い技術力が必要です。

初代の常太郎 氏によって開業した工房は山中組木工房と名付けられ現在4代目の山中 成夫 氏、5代目の山中 忠明 氏に技術が継承されています。

図形や動物など数多くのバリエーションが存在する中で、マス型組木は柳 宗理 氏によるデザインのため、柳デザインが好きな人にはマストアイテムでした。

山中組木パッケージ

(デザイン 柳宗理の作品と考え P61)

山中組木工房と柳 宗理 氏は関係が深いです。

この写真は柳氏が1969年に組木のためにパッケージをデザインしたものです。実際に流通したものです。

ブルーノ・ムナーリにより山中組木工房を紹介された柳氏は、組木細工にいたく感銘を受け自らパッケージのデザインを申し入れたそうです。

そうした経緯でマス型のデザインも手掛けることになったのでしょう。

先述の通りすでに製造販売はされていませんので、欲しい人はどこかで見つけるしかありません。私も全部売り払いましたので残っていませんし。一個ぐらい残しておけば良かったですね。

組木細工自体が今は生産されていないので、柳デザイン以外でも興味があれば探してみましょう。

ヴィンテージもありますし、一番最新の製造だと2013年生があります。

また再開すると良いですね。ただ値段が安すぎたのでもし仮に復活するとなるとけっこう値上げし無いとやっていけないでしょうかね。

DANESEとも縁が深い「ブルーノ・ムナーリ」のストーリー
デザイナー、画家、彫刻家、絵本作家、教育者と様々な顔を持つイタリア人デザイナー。 ダネーゼとの関係も深く、イタリアンデザインを黎明期から活躍した人物です。

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