ミッドセンチュリーブームを生きた人なら必ず持っているムック本「イームズ時代の家具の本」

イームズ時代の家具の本

タイトルが仰々しいのですが、90年代の終わりから00年代の初めに起きたミッドセンチュリーブームを経験した人なら必ずと言って良いほど持っているムック本があります。

それがこの「イームズ時代の家具の本」です。

どうです?見覚えある人いますよね?それどこか『これこれ持ってる持ってる!』と共感してくれるはずです。

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まずはこの本を読んで勉強していた

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この頃の枻出版は家具にスポットを当てた本を多く発売していて素晴らしかったです。

「イームズ時代の家具の本」の初版が発売したのは2001年です。もうミッドセンチュリーブームまっさかりです。若い人たちがイームズだネルソンだヤコブセンだと著名デザイナーの世界の魅力にとりつかれ誰もが憧れていました。

そんな中でこの「イームズ時代の家具の本」はタイトルと表紙からわかるキャッチーさが手に取りやすく、本屋だけでなく家具屋・インテリアショップでも販売されていました。

若い人には家具が高くて買えなくても、せめてこの雑誌だけでも買って夢を膨らませていたみたいです。

この本自体もロングセラーとなっており私が持っているのは第7刷となっています。結構売れたんですね。

誌面

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タイトルこそチープな印象をを受けますが、内容自体は良く編集されたもので、新品からヴィンテージの各国のミッドセンチュリーデザインを紹介しています。

こういった本を読むと、当時のミッドセンチュリーがどういった物かわかります。

今でこそ北欧は北欧といったようにジャンル分けをしていますが、この時は年代で分けて考えていたのでミッドセンチュリー期の家具は全部ミッドセンチュリーとしてカテゴライズされていました。ジャパニーズモダン、イタリアンモダン、フレンチモダン、etc.全部まとめてミッドセンチュリー。

ミッドセンチュリー系のショップに行けばイームズやウェグナーやヤコブセンなどひとくくりにされていたものです。

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ボビーワゴンもこの時はミッドセンチュリーでしたね。

今はもう便利収納ワゴンの地位についています。ジョエ・コロンボの名前も知れ渡っていません。

この影響でカルテルのコンポニビリもミッドセンチュリー家具だったんです。

今のカルテルから入った人は、カルテルがミッドセンチュリージャンルになっていたことに違和感があるでしょうね。

【今と昔で評価が違う】ボビーワゴンの印象は日本でどう変わったか
ジョエ・コロンボの名作ボビーワゴンは今となっては一般的なカジュアルな収納家具ですが、それ以前は違いました。 このでどうやってボビーワゴンが変わっていったのかを書きました。

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資料的価値もあり詳しい情報も書かれています。

これを読んでデザインの知識を付けた人は当時多いはず。

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本の最後にはミッドセンチュリーデザインを扱う東京と大阪の家具と雑貨のお店情報が載っているのですが・・・もうほぼないです。残っているところはわずかです。残っていても全然違う店になっていることもあります。

今の時代から考えると本当に家具に対して元気な時代だったんですね・・・

これだけいろいろ書いていますが、私は当時を経験していないので景気が良いというのが想像つきません。

景気が良くてさんざん良い思いをしていた人たちはいったい何を後に残していたのかという疑問はいっぱいです。

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私がこの本を初めて読んだのは2006か2007年ぐらいですかね。まだこの家具業界に入りたてで右も左も前も何もわからない状態の時でした。だからこういった本を読んで知識を得ていました。ただの何の知識も経験もない店員でした。

その時にこのハーマンミラー社の社員食堂を見て”自分なんかがこういった場所に行くことは無いんだろうな”と他人事でしたが、その後に実際に行ける機会が来るとは。続けていれば繋がることもあるものです。

どうでしょうか、30代後半以上でミッドセンチュリー家具に興味がある人、この本持ってますよね?そのぐらい誰でも持っているぐらいです。私のお店にこの本を持ってきて今家具を買ってくれる人もいます。

興味があったら探してこの本を買ってみてください。面白いですよ。

でもあまり当時の家具の価格は見ないほうが良いですよ。そりゃ安く感じますから。

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