元米任天堂副社長であるレジー氏が使っていた椅子に注目が集まりました。
署名活動まで発展した騒動は、レジー氏のもとに最高の椅子が届けられるという結末となりました。
概要を簡単にまとめます
The Master Sword stayed behind. Ready for the next hero to fight for Wisdom, Courage and Power. Thank you, @NintendoAmerica. pic.twitter.com/Pze3oLlUUr
— Reggie Fils-Aime (@Reggie) April 16, 2019
・2019年4月に米任天堂社長を退任したレジー氏が同時にtwitterを開始
・社長時代のストーリーから社長室の写真などもアップ
・その社長室で使われていた椅子に注目が集まり、それがハーマンミラー社のミラチェアだと判明
・ミラチェアは13年前に購入をされたものの様で、同社の中でも安価であり米任天堂の社長が座る椅子としては安いものだと嘆きが集まる (失礼な話ですけど・・・)
・米レジー社長にはもっとふさわしい椅子があるはずだと署名活動が始まる
・その騒動を見たハーマンミラー社がアーロンチェア リマスタードをレジー氏に贈呈。
おわり。
It’s here! Thank you @HermanMiller pic.twitter.com/4LMaX156Pk
— Reggie Fils-Aime (@Reggie) May 15, 2019
いやこれハーマンミラー社は贈ると思ってました。
そりゃあプレゼントしますよね、だってすごく良い宣伝になったんですもの。ここでプレゼンとしないほうがおかしいぐらいです。
ミラチェア自体はもう生産販売が終了しているので同商品自体のセールスには繋がりませんが、後継のミラ2チェアもありますし、ひいてはハーマンミラー社自体のワークチェア自体の評判を上げました。
ポジティブな要素は3つ
・任天堂の米社長が採用するほどの椅子である
・13年間使った可能性があり12年保証を裏付ける頑丈さの披露になったら(きっとまだ使える)
・買い換えていないということは現状に満足している
ものすごい良い宣伝ですよ。
これほどの宣伝代と考えたらアーロンチェア リマスタード一台ぐらいは安すぎるぐらいですね。
ここでもっともっと高額な同社で最高級価格となるイームズエグゼクティブチェアといった選択肢もあったかもしれませんが、あくまで機能的なワークチェアとしてアーロンチェアが選ばれたのでしょう。
高機能ワークチェアとしてはアーロンチェアより値段的にエンボディチェアの方が高くなりますが、あっちはちょっと使い方が限定されるのでプレゼントに向かないかもしれません。
あとあれです、アーロンチェアはハーマンミラー社にとって最も売りたい椅子でもありますから、これでレジー氏と同じワークチェアを使いたい!というファンに向けて訴求が出来ます。そのためにも一個だけの特別仕様とかではいけませんからね。
ちなみに記事中にある、
ランバーサポートや洗練されたアルミの脚があり、調節可能でレザーの肘掛けを備える、
この部分については誤りです。
ランバーサポートではなくポスチャーフィットSL搭載であり、脚はグラファイトなのでガラス繊維入りナイロン素材です。調整可能でレザーアームなのは合っています。
それこそアーロンチェア最高級仕様のミネラルカラーでポリッシュドアルミダイキャストにしたらふさわしさ(?)があったのかもしれません。
けど、やっぱりレジー氏と同じ椅子に座りたいという要望に応えるためにもスタンダードの仕様グラファイトカラーにしたのかもしれませんね。
コメント