– Eames Coffee Table –
デザイナー:Charles & Ray Eames
元々はイームズ夫妻の自宅のために作られたテーブルでした。
68年後の2017年にハーマンミラー社から製品化されたものです。
イームズ夫妻は1949年にロサンゼルスのパシフィックパセリーズにケーススタディハウス#8を作り上げました。
その後同ハウスを彼らの住居として「イームズハウス」として名前が定着しました。
2018年も現存しており、夫妻の魅力が詰まった最高の建築物です。
内部のインテリアデザインも彼ら自身が手掛けており、この家のために家具もいくつも作り上げました。
ハウス内には談話スペースが用意され、ソファで囲まれた中心にコーヒーテーブルを用意しています。
これがそのイームズハウス内部の写真です。
赤丸で付けたテーブルが「イームズコーヒーテーブル」の元になったデザインです。
オリジナルは現在もイームズハウス内に置かれています。私も現物を見た時は感動したものです。
このオリジナルは天板に金箔を張った豪華な仕様が特徴です。
さらに、ウッドベースをワイヤーで繫ぐという当時としも珍しい構造をしていました。
このオリジナルを元に初めて製品化さたわけです。製品化に当たって天板は現実的なウッドトップにしています。
イームズハウスでのテーブルが家庭でも使えるようになったということが大きな魅力です。
ことろでこのテーブルの脚を見るとイームズシェルチェアのウッドベース(ダウェルベース)を思いだされると思いますが、実はこのテーブルの脚を元にして作られたのがイームズシェルチェアのダウェルベースなんですよ。
ハーマンミラー社の説明では初めての製品化とされていますが、実は2001年に一度だけ限定で製品化されています。
それが上写真の「イームズアニヴァーサリーテーブル」です。500台限定で販売されていました。
天板が金色になっていたぶん、オリジナルにより近いものでした。
当時の価格は¥297,000と安くは無かったです。
数量限定品は企画ものだったため、製品としては初めてということですね。
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