私が以前雇われてインテリアショップに勤務していたときに納得できないことがありました。
というより納得できないことばかりだったんですけど。
納得できないことの一つが”売上予算を達成する”というものです。
どこも同じなのでしょうが、店舗ごとに毎月の売上予算があります。
予算とはなにかを簡単に説明すると、「毎月〇〇円以上の売り上げが必要」という会社から設定されたハードルのことです。 ※予算なのに売上設定というのは不思議ですよね。
まあだいたい達成できないんですよ。
これが月末に近くなるほどに「予算を達成させるためにどうするか」みたいなミーティングなりをするのですが、内容がいつも不純だと私は感じました。
大体セールするとかキャンペーンするとかその場しのぎのアイデアしかなく、とても先々良くなっていく気がしませんでした。
月の予算は無理に達成しなくて良いのではないでしょうか。
てなことを言うと「無責任」だとか「お前は何もわかってない」とかさんざん言われそうです。というか言われました。
でも私は実際に個人事業主として自力でやっていますけど、売上予算を達成するために無理なことは何もしません。達成しなかったら達成しなかったでそれで良いです。
自分の生活や人生もかけてやっているわけですから無責任とは言わせませんよ。
予算は達成しなくて良いなんて言うにはちゃんと理由があります。
それはですね、売上予算を達成すること自体が目的になってしまうからです。
それ自体が目的になってしまうのではその後に悪い影響を与えます。
違いますよね、利益を上げることが目的ですよね。素晴らしい家具やインテリアをこの社会に広めるのが目的ですよね。お客さんのために健全な家具購入のお手伝いをすることですよね。etcのためですよね。
月の売上予算を達成するとかしないとか些細なことです。
そこに固執してはいけません。今月ダメなら将来良くなるような方法を考えるべきです。
それに、無理に売り上げを上げようとする行為は大体己を損なう行為をしがちです。
先述のセールをする、変なキャンペーンをする、流行りものを取り入れる、雑貨を増やす、その場しのぎのことしかやりませんし思いつきません。
こうした行為の何が問題か。
一つ目が利益を無視する。
雇われているうちはわかっているようでわかっていないのが売上<<<<利益ということです。
売上があれば良いんでしょ!という行動をしてしまいがちです。売上さえあれば予算は達成と満足してしまいます。利益は無くても気にしない。これで会社から怒られない!てな具合です。
もう一つは不健全な売り方をしてしまうことです。
私も当時言われましたね。社長から「お客さんに電話して営業しろ」とか。そんな行為は逆にお客さんを逃すだけです。迷惑がられました・・・
来店した人に嘘をついてまで売ろうとする。良く無い物を良い物と称して並べる。
お客さんを欺くことをしてしまいます。(例 :残り一つです! ※本当はまだたくさんある)
私は当時でもやりませんでしたよ。そういったことは嫌いでしたから。
それにその場しのぎですから問題の先送りです。
根本的に月ではなくお店自体の売り上げを底上げするような方法をとるのが正解ですね。
ということで、月の売上予算を達成できなかったらそれで良し。長期的に見て良い方法をとるということが必要です。
だから独立してから苦しくてもその場しのぎなことはしないようにしています。
変なセールも変なキャンペーンもしませんし、当時雇われていておかしいと思ったことを今はやらないようにしています。
ちなみに雇われていた当時もおかしいと思ったことはだいぶ改善できるように頑張ったのですが、まあ無理でしたね。自分しかやらないですもの。
結局会社自体はダメになっても社員たちはただ転職するだけなので関係ないのでしょう。
私はそれを活かして自分が正しかったといま証明しています。
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