タイトルのことはごくたまに言われます。
直接言われることがあるぐらいなので、思っている人たちはもっといるのでしょう。
「北欧嫌いなんですよね?」「北欧デザインに興味ないですものね?」「北欧家具がきらいなんですよね。」
こんな感じのことですね。
でも全然北欧デザイン嫌いじゃないですよ。
それに過去一度でも北欧を貶したこともありません。
むしろ北欧のデザインや家具も好きですよ。スカンジナビアンデザインも名作ぞろいですから。
ウェグナーだってヤコブセンだって、いろいろ家具は好きですから。
もともと私はミッドセンチュリー期の家具に惹かれてこの世界に入ったので、家具に関してはわりと何でも興味ありますし好みです。
でも私がやっている自分のお店では北欧コンテンツはほとんど扱っていません。
私がもっとも得意なのはイームズやネルソンを筆頭としたアメリカンミッドセンチュリーモダンですので、ハーマンミラー社が中心になっています。
そこに日本の家具とイタリアンミッドセンチュリーモダンも好みなのでダネーゼ社や現代だとマジス社などなど。
北欧関係の家具は販売自体はしていますけど、お店で展示もしていないですし販売しているというアピールもしたことがありません。
(物件やまとめて納品するときにそういった製品が求められたらちゃんと正規に用意をすることが出来るようにしているんです。)
なので、私のお店は北欧関係の製品がほとんどありません。
そうするとですね、「お店で北欧をやっていない=北欧嫌い」という謎の理論が成立してしまっているみたいです。
飛躍しすぎなのですが、もうそのぐらい今の日本の家具インテリア業界で北欧関連のものをお店でやっていないのはおかしいことなのでしょう。何処でも北欧系のものはほぼ必ずやっているぐらいですし、それを売れ線として押しているぐらいです。
私も北欧関係の物を販売したら売れるのはわかるのですが、それぞれ役割があると私は考えていますので北欧のことは北欧のことを詳しい人がやるのが健全かなと。私は北欧デザインは専門ではないので他より詳しいなんてことはありません。
だから私はアメリカンミッドセンチュリーモダンが大得意なので、そっちは任せてほしいです。イームズとか超専門ですからそこらのお店に負ける要素は一つもありません。
何処に行っても同じものを販売しているのなら実店舗の意味がありません。
何のために実際にお店をやるのかわかりませんよね。
それぞれみんな違うことをしてそれぞれに魅力があるのが最高の環境です。そうすれば日本の家具インテリアのレベルが上がります。
しかしお店は実際に売り上げが無いと続けられないので、売るために何でもやるということもわかりますけど・・・難しい話ですね。
私は幸い自分の芯を持ったやり方で続けれていますけど、全く売り上げがなくなれば流行りものに手を出すこともあるのかもしれません。もうその時点で先はないんでしょうけど。
結局売れるかどうか、流行っているかどうかだけが重要ともなります。あとコンサルが入っているショップはまず売れるもの中心となります。
それに、意識はしていなくても北欧のものはお店にありますから避けているわけでもないです。
ということで、別に北欧嫌いじゃないですよ。という話でした。
これからも言われるのでしょうか?
まえデンマークのアーキテクトメイド社と直接取引していたこともありますし、無関係に生きているということもないです。
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