個人事業主の私はそろそろ決算が迫ってきました。
確定申告をする人たちは強制的に12月末が決算となります。もうそんな季節ですか・・・
決算が近くなるとお店に経費を使おうとして来てくれる人たちがいらっしゃいます。ありがたいことです。
ワークチェア(ワーキングチェア)が経費になるかは以前書いた通りです。
今回のテーマは、ワークチェアに限らずそもそも家具やインテリアが経費に出来るか?です。
これは簡単で、仕事に使う家具インテリアなら経費ですよね。仕事道具と同じで良いです。
10万円未満なら消耗品。青色申告をしていたら30万円未満は一括償却資産としてもOK。それ以上は減価償却が必要です。
だからワークチェアに限らず、デスクもテーブルも、収納ボックスも照明も、仕事場で仕事に使う家具である限りは経費という解釈で間違いないはずです。
来客がある場所なら凝った照明でも装飾用のインテリアでも経費ですよね。見た目を飾るのも仕事のうちですから。
ショールームや店舗だと特に経費扱いです。その内装が仕事の成果に繋がるわけですからね。
来客が無いような”自分しか働いていない事務所”だったら室内の装飾やインテリアは経費にはならない可能性が高いです。趣味と同じ扱いでしょうね。
あくまで仕事として必要な道具である、チェア、デスク、収納、照明、時計、etc.そういった家具が経費になります。それも過剰なものでなければです。
あんまり高額なら税務調査の時に指摘が入るかもしれませんし。
そうですね、例えば事務所のラグがペルシャ絨毯で数千万円するとか、作業用の机がヴィンテージ品で数百万円するとかだったら合理性が無いので難しいでしょうね。それを仕事で使わないといけない説明が難しいです。
ペルシャ絨毯を仕事として敷く必要があるという説明ができればいけます。
その高額な家具を置いてあることが仕事の売りとかだったら良いのかもしれません。
ペルシャ絨毯鑑定士なら経費になるのではないでしょうか。
でもそのペルシャ絨毯を販売するのなら在庫となってしまいます。経費ではないです。
たまにあるじゃないですか、”フェラーリを経費にする方法”みたいな感じです。あれは理由があればOKなんですよ。
例えば「フェラーリを使った配達屋」さんなんて売り文句だったら仕事道具ですから経費ですよね。そのフェラーリは自家用で一切使わないのならです。
もしフェラーリを使用で使っていたら仕事とプライベートで割合を決めますから全額経費には出来ません。(しても良いですけど確実に税務調査で是正されます)
家具と経費の価格的な目安ですが・・・椅子やデスクが一つ数十万円ぐらいは普通だと考えます。
それがラインでしょうか。それ以上はちょっとなにか理由が必要かなと。
ワークチェアが20万円とかで価格が高いと税務署から指摘が入ったらですが、それはちょっとその人が世間を知らなさ過ぎるだけです。
たぶん自分が安い家具しか使っていないから一般的なちゃんとした家具の価格帯がわかっていないだけです。ワークチェアに20万円なんてのは機能的な椅子だったら一般的な値段です。特別高価ではありません。
決算前に経費を増やしておこうということでPCや機械類を新調したりしますが、家具もそうしても良いかもしれませんね。良い道具と使うと良い仕事が出来ますよ。
私は自分のお店では実際に家具購入関する経費の相談や税に関する相談も受けます。
だって自分が個人事業主から会社設立までして自分で決算までやっていましたからね。
お客さんのためにちゃんとそういった疑問も解決しないといけません。
最近のテレワークにも良い提案をしています。
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