【個人事業主に対する誤解】なんでも経費で落とす

領収書の束

私は個人事業主(8年目)なのですが、こんなことをやっていると世間からあらぬ偏見を受けることがあります。

おそらく事業主、自営業の方々なら多くの人が言われたことあるかもしれません。

それは、

自営業はなんでも経費で落とす

これです。

誤解も誤解です。

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友人と飲みに行って会計の時に「どうせ経費で落とせるんだから全額払え」なんて言われたり、「自営業は何でも経費に出来るんだから好きなもの買えて良いね」とか「経費なんだか使ったほうが良いでしょ」「なんでも経費で羨ましい」てなことを言われたりいろいろです。

あのですね、ものすごい間違っていますよ。

まず、経費で”落とす”とはなんなのでしょうか?何を”落とす”のでしょうか?

もうこれは税に対する知識が無さ過ぎます。

知識が無いのは別に構わないのですが、知りもしない分野で相手を非難するのは宜しくないです。

”落とす”というのはおそらく会社員的な考えです。

領収書を会社に申請すれば経理から使ったお金が返ってくるからそうした考えになっているのでしょう。

もしくは政治家の汚職的なイメージで何でも領収書を切ってお金を貰っている的なことでしょうか。

いやあのですね、個人事業主は経費として領収書を貰ったところで、何処からも誰からもお金なんて貰えないですよ?

経費を使った分だけ行政や国的なところからお金がもらえると思っているのでしょうね。

個人事業主がどれだけ経費として領収書を貰おうが、一切誰からもどこからもお金を支払ってもらえません。

経費というものは、所得控除になるかどうかだけの話ですから、ただ単純に経費があればあるほど所得が低くなりますから支払う税金が少なくなるということです。

それもなんでも経費は無理です。どれだけ領収書を貰おうがそれが経費として認められるかどうかは別の話です。

基本的に経費にするには以下の条件が必要です。

・事業に必要か

・事業に必要だとしても適切な金額か

・事業者本人が支出したものか

これらを最低満たさないと経費になることはありません。

だからなんでも経費だといってゲームを買っても経費として所得控除されることはありません。でも、ゲームが仕事に関わるのなら経費でOKです。例えばゲーム専門のライターだったり、ゲームをすること自体が仕事ならです。

ゲーム屋だったら経費じゃなくて多分在庫になりますからまた違った計算です。

ライターで思い出したのですが、自宅を仕事場にしている士業やライター、漫画家といった人たちは家から冷蔵庫から何でも経費になるという話を聞いたことがあるのですが、これも難しいでしょうね。

自宅兼仕事場はプライベートも兼ねるわけですから、仕事道具として買ったものでも家事按配を計算しないといけません。絶対にプライベートでは使わない場所や道具なら全額仕事道具として経費にしても構いません。

その自宅自体も住む以上は仕事とプライベートで計算しますから全額経費は無理です。

あと、人によってですが、とりあえず全部経費にしておくために領収書をもらう人もいます。

その人はあとで計算をして経費と経費じゃないを分けますから、領収書を貰って時点ではあまり意味はありません。領収書をもらった時点ではどうこうできるものではないです。

それに、おかしいものは税務調査の時に結局是正されるでしょうから、領収書を貰ったぐらいで羨んでもしょうがないです。見えない部分で結局経費にしなかったり、追徴課税を食らっているでしょう。

それ以前にですよ、そもそもの話、稼ぎが無かったら経費どころか生活すらできませんからね。

降って湧いてきたお金を経費として使っているわけではありません。実際にちゃんと稼ぎがあることで、得たお金を身銭を切って支払っているわけです。

経費に出来て羨ましいという人は、会社がそうした税計算をやってくれているだけですからね。

それを個人でやっているのが個人事業主で、会社がやってくれているのがサラリーマンです。大きさの違いはあれどみんなやっていることです。

何でも経費で羨ましいとか、ずるいとかいうのなら、あなたが勤める会社の経費にも言ってあげてください。

ちなみに私は最初から青色申告で帳簿を付けて決算までやっています。

計算するのは煩雑で面倒な部分もあるのですが、やっぱり自分で税金のこととか支払いを計算するのが知識も向上するので良いです。

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