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【現存する世界で最も古い椅子】世界最古の椅子とは

世界最古の椅子

椅子の歴史はとても長いです。

歴史上、最も古い椅子は何かご存知でしょうか。

世界最古の椅子は紀元前2600年まで遡ります。

それはエジプトにありました。

 

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椅子は紀元前から存在します

ヘテプヘレスの椅子(Copyrighted free use https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hetepheres_chair.jpg)

これが現在において世界最古の椅子とされている「ヘテプヘレスの椅子」です。

エジプト考古学博物館に収蔵されています。

ヘテプヘレスはエジプト第4王朝(紀元前2600年頃)の女王でした。

つまりこの椅子は4600年前に生まれた椅子ということです。凄まじい年数ですね。

この椅子は黒檀の背と座に、謎の金色の木材と象牙で作られています。

現在から考えるととてつもなく高額な素材です。

そのかわり、こうした自然素材は何千年も保存が可能です。

 

この時点でもう今の椅子と基本は一緒ですね。

4本脚に肘掛けに背もたれですから、人が座るための形状として基本ができています。

古代エジプト人は椅子を人工的に自然な形で作ることで宇宙に混乱を引き起こさないようにできると考えていたそうです。(ちょっとよくわかりませんので説明はできません)

 

椅子の歴史はエジプトから古代ローマに伝わり、そこからヨーロッパで普通に利用されるようになりました。

昔こそ椅子は権力の象徴ですから、地位が高い者ほど豪華で重厚な椅子が使われていたそうです。

 

日本では弥生時代には木を削った椅子っぽいものはあったようです。

 

今回紹介したエジプトの椅子は、現存する最古の椅子ということですので現物がないだけでもっと古くから椅子は存在した可能性はあります。

どこかで四歩脚の椅子が生まれたんでしょうね。

それまでは日本の弥生時代の椅子のように木をくりぬいただけの状態で、少しづつ細工をしていってどこかでターニングポイントとなる四本脚デザインの椅子が出来上がったのでしょう。

 

現代の椅子も4000年後の61世紀ともなれば『21世紀の椅子は今と全然違うなぁ』と未来人が感想を持つのかもしれませんね。

 

椅子の意味と由来、そして「倚子」という漢字との関係
今回は基本に立ち返って椅子という名称の由来についてです。 椅子(いす)はもともと倚子(いす)と漢字表現がされていました。 倚には”よりかかる”のような意味があり、子は”小さい”を表す接尾語です。 つまり「椅子」はも...

 

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