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【床のキズが気になる】ワークチェアのキャスターの素材の違いや特性

ワークチェアの写真

昨今テレワーク/リモートワークが活発となり、ワークチェア/オフィスチェアの需要も高まりました。

ワークチェア、オフィスチェア、ワーキングチェアと呼び名は様々ですが、共通しているのは椅子の脚にキャスター(車輪)がついていることです。

 

このキャスターにより床(フローリングや木の床)へキズがつくのを気にされる方が多い印象ですので、キャスターの床へのダメージと素材の違いについて説明します。

代表的なキャスターの素材は「ナイロン」「ウレタン」「ゴム」です。

 

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まず床のキズとはなにか

床の写真(桜の木の床ですが9年以上キャスターをゴロゴロしていたのでウレタン塗装が剥がれ跡がついています)

ワークチェアによるキャスターの使用でフローリングや木製床へキズつくかですが、長年同じ場所でキャスターをゴロゴロ転がしていると、その部分だけ床の塗装(ウレタンニス)が剥がれたり、凹み跡、車輪跡などがつきます。

これがキズと呼べます。

 

キャスターの素材の違いと特性をそれぞれ説明します。

 

ナイロン製のキャスター

ナイロン製キャスター

ナイロンはプラスチックの一種で、ワークチェアのキャスターはナイロン製のキャスターをよく見かけます。

ナイロンはとにかく硬く頑丈なので人が座って移動もできる頑丈さを持っています。

安心して使える耐久性のある素材のキャスターとなりますので普及しています。

転がりもスムーズです。

 

ナイロン製キャスターはその硬さゆえ、石/タイル/コンクリといった、ナイロンより堅い床の上で使用するとキャスターが負けてしまい割れることがあります。

これらの堅床の場合はナイロン製は選択しないようにするか、床の上にマットやカーペットなど敷く必要があります。

 

ウレタン製のキャスター

ウレタン製キャスター

ウレタン(ポリウレタン樹脂)はナイロンより素材が少し柔らかいです。

よくあるのがナイロン素材の車輪の表面にウレタン素材を使っている仕様です。内部はナイロン、外はウレタンで丈夫さもあります。

 

ウレタン製キャスターはナイロンより柔らかいことで、石/タイル/コンクリの上で使用しても大丈夫です。ナイロンの柔らかさは堅床に対して負けても良いような柔らかさです。

しかし柔らかいといっても、ナイロンに比べると”気持ち”柔らかい程度なので、ウレタンのキャスターでも木の床の上でゴロゴロ転がし続けていたら床表面の塗装も木自体もダメージはあります。

ナイロンよりはウレタンの方が床へのダメージは少ないと言えます。

あとウレタンは転がる音がナイロンより”気持ち”小さいです。

 

ウレタン製とナイロン製のキャスターの違いを動画に撮りました。

転がす音については映像のほうがわかりやすいです。

ゴム製キャスター

ゴム製キャスター

柔らかいのでどんな床でも大丈夫ですし、木の床の上で使ってもそれほど床へのダメージはありません。ゴム跡は付きます。

一見万能にも思えますが、ゴムは耐荷重を求める椅子には使えません。

アーロンチェアみたいな159kgまで耐荷重OKのような椅子には使用できない素材です。ゴムが割れます。

劣化もするのでゴムキャスターは経年で硬くなりボロボロになることもあります。

また、毛足のあるマットの上で使うと毛がつっくつのと転がりづらくなります。

 

金属製キャスター

金属製キャスター(写真のこれはもともとゴムが巻かれていたのですが劣化をして消滅した状態のものです)

金属製のキャスターは稀にありますが床がボロボロになります。

頑丈さはすごいですけどね。

 

キャスターの素材によるまとめ

 

ナイロンでもウレタンでもキャスターとしてゴロゴロ長年同じ床で転がしていたらダメージはあります。もちろんナイロン製よりはウレタン製の方がそのスピードは遅いでしょうが、いずれにしろですね。

床をしっかり保護したい場合は、どんなキャスターでもマットやカーペットなど厚みのあるクッション性のあるものを床に敷いたら良いです。

そうすればどんなキャスターでも大丈夫ですし、床もキレイなままです。

 

注意点は、ちゃんと厚みのあるマットにしないと結局椅子の重みに負けて床へダメージが浸透するのと、不透明のマットを敷きっぱなしにすると光が当たらないので長年の使用状態からマットをどけたらその部分だけ経年変化しずに残ってしまいます。たまにはどけて掃除した方が良いですね。

それと、マットは消耗品と考えて安いのでも私は良いと考えています。ホームセンターでOK。

 

ということで、ワークチェアのキャスターの素材の違いや特性についてでした。

椅子選びの参考になると良いです。

 

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