2019年にバウハウスは開校100年を迎えており、それを祝う巡回展「きたれ、バウハウス」が2019年8月3日より新潟市美術館でスタートしています。
2020年にかけて全国の5つの美術館へ巡回します。
この展示は「バウハウスとは何か?」 という問いに「学校」であるという視点から迫っています。
初代学長ウォルター・グロピウスの下に集まったクレーやカンディンスキーにモホイ=ナジなどの優れた芸術家たちが、バウハウスにてどのような授業を行ったかを、授業を受けた学生たちの実際の作品を通して展示されています。
バウハウスの作品を有する国内の美術館や所蔵者の協力により、約300点の貴重な作品・資料が展示される国内で開催される最大規模のバウハウス展です。
2020年3月22日に香川県の高松市美術館での巡回展は終了し、次は静岡県の静岡県立美術館で開催されます。
静岡県立美術館でのバウハウス展概要
本展覧会のみどころ
◎バウハウス 100 年を祝う
昨年2019年がバウハウス開校100年にあたることから企画された展覧会です。昨年から今年にかけては、世界各地でバウハウス開校100周年を記念した展覧会やトークイベント映画祭の開催、関連する本や雑誌の発行、商品やグッズが発売されるなど祝祭ムードが高まっています。◎バウハウスの授業を体験する
バウハウスに入学した学生が最初に受ける基礎教育で各講師たちが試みた授業はユニークなものでした。ヴァシリー・カンディンスキーやパウル・クレーといった教師たちはどのような授業をしていたのでしょうか。本展では、基礎教育で各教師たちが行ったユニークな授業内容を紹介するとともに、その授業の一端を体験していただくことができます。◎バウハウスの成果を見る
学生たちが基礎教育の後に進んだ各専門課程での教育の豊かな成果を、日本国内所蔵の多彩な作
品でご覧いただきます。
◎バウハウスと日本とのつながりを知る日本からバウハウスに留学した水谷武彦、山脇巌、山脇道子、大野玉枝の 4 人の留学生2による作品と、彼らに関する資料を一堂に集めて紹介する初めての機会であり、バウハウスと日本のつながりを知ることができます。
基本情報
展覧会名
開校 100 年 きたれ、バウハウス ―造形教育の基礎―
会 期
令和2(2020)年4月11日(土)~5月31日(日)
会 場
静岡県立美術館 〒422-8002 静岡県静岡市駿河区谷田53-2
・JR「草薙駅」県大・美術館口から静鉄バス「県立美術館行き」で約6分。
・JR「静岡駅」南口からタクシーで約 20 分、または静鉄バスで約 30 分。
交通案内 ・JR「東静岡駅」南口からタクシーで約 15 分、または静鉄バスで約 20 分。
・静鉄「県立美術館前駅」から徒歩約 15 分、または静鉄バスで約3分。
・東名高速道路・静岡 IC、清水 IC から車で約 25 分。日本平久能山スマート IC から車で約 15 分
または新東名高速道路・新静岡 IC から車で約 25 分。開館時間
午前 10 時~午後5時 30 分(展示室への入室は午後5時まで)
休 館 日
毎週月曜日(ただし、5月4日[月・祝]は開館)
観 覧 料
一般1,000円(800円)、70 歳以上500円(400円)、大学生以下は無料。
※( )内は前売及び 20 名以上の団体料金
※ロダン館・収蔵品展も併せてご覧いただけます。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は無料。主 催
静岡県立美術館、テレビ静岡、バウハウス 100 周年委員会
後 援
ドイツ連邦共和国大使館、スイス大使館、ハンガリー大使館、一般社団法人 日本建築学会
特別協力
ミサワホーム株式会社、東京国立近代美術館
協 力
専門学校 桑沢デザイン研究所、大阪芸術大学、株式会社 アトリエ ニキティキ
協 賛
アウディ ジャパン株式会社、株式会社インターオフィス
企画協力
株式会社アートインプレッション、株式会社ミサワホーム総合研究所
会期中イベント
講演会「試験に出ないバウハウス」
日時:4 月 12 日(日)14:00~15:30(開場 13:30)
講師:杣田佳穂氏(ミサワバウハウスコレクション学芸員、本展覧会監修者)
会場:当館 講堂
聴講無料・申込不要先着順(定員 250 名)「バウハウスのモホイ=ナジ:構成主義の視覚芸術」
日時:4 月 29 日(水・祝)14:00~15:30(開場 13:30)
講師:井口壽乃氏(埼玉大学人文社会科学研究科・教授)
会場:当館 講堂
聴講無料・申込不要先着順(定員 250 名)講演会「DRIVINGド ラ イ ビ ン グBAUHAUSバウハウス」
日時:5 月 10 日(日)14:00~15:30(開場 13:30)
講師:深川雅文氏(キュレーター/ クリティック、本展覧会監修者)
会場:当館 講堂
聴講無料・申込不要先着順(定員 250 名)館長美術講座「バウハウスが建築の世界にもたらしたもの」
日時:5 月 24 日(日)14:00~15:30
講師:木下直之(当館館長)
会場:当館講座室
聴講無料・申込不要先着順(定員 40 名程度)フロアレクチャー 4 月 19 日(日)14:00~ 40 分程度
集合場所:企画展第 1 展示室
展覧会担当学芸員が展示室にて解説を行います。申込不要、観覧料が必要です。小学生のための展覧会ツアー
5 月 3 日(日)11:00~、14:00~ 各回 40 分程度
対象:小学生/※小学 3 年生以下は保護者同伴でご参加下さい/保護者は観覧料が必要です。
定員:各回 20 組程度
要申込。静岡県立美術館 HP よりお申し込みください。
集合場所:企画展第 1 展示室子どもとファミリーのための展覧会ツアー
5 月 5 日(火・祝)10:30~、14:00~ 各回 40 分程度
対象:3 歳~就学前のお子さんと保護者/保護者は観覧料が必要です。
定員:各回 20 組程度
要申込。静岡県立美術館 HP よりお申し込みください。
集合場所:企画展第 1 展示室静岡シネギャラリー バウハウス 100 年映画祭のご案内
静岡シネギャラリーでは、本展会期中の 5 月 9 日~22 日に、バウハウスに関連した下記ドキュメンタリー作品 6本を厳選して上映する「バウハウス 100 年映画祭」が開催されます。詳細は静岡シネギャラリーホームページ(http://www.cine-gallery.jp/)をご覧ください。
プログラム A 『バウハウス 原形と神話』
プログラム B 『バウハウス・スピリット』、 『バウハウスの女性たち』
プログラム C 『ミース・オン・シーン』、『ファグスーグロピウスと近代建築の胎動』
プログラム D 『マックス・ビルー絶対的な視点』詳しくは静岡県立美術館HPへ http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/detail/74#exhi_download
チラシダウンロード http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/uploads/exhibition/7f78abf15389d6eafe6e243e68f8d6111f070ecb.pdf
とうとう静岡県でバウハウス展がやってきます。
なかなかない機会なので静岡方面、東海方面の方は注目度が高いはずです。
映画も合わせてみれば相当なバウハウス通になれるのではないでしょうか。
名品、名デザインを見ることで感性が養われますよ。
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