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イサム・ノグチによる光の彫刻AKARI(アカリ)と岐阜提灯との関係

イサムノグチのakari

– AKARI –

デザイナー:Isamu Noguchi (イサム・ノグチ)

 

彫刻家イサム・ノグチによる光の彫刻とも呼ぶべき名作照明こそ有名な「AKARI」です。

岐阜提灯とノグチとの出会いによって1950年代に生まれたAKARIシリーズは、今なお伝統的な製法により世界へ発信されています。

和紙と竹で作られた彫刻です。

 

彫刻家でもあり家具もデザインした【イサム・ノグチ】のストーリー
イサム・ノグチは彫刻家でもあり家具もデザインした多彩な人物です。 非常に評価も高くAKARIシリーズという照明を製作した人物としても知られています。 彼の人生や実績を書きました。

 

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ノグチと岐阜提灯の出会い

akariのアップ

イサム・ノグチは1951年に広島で平和記念公園に二つの橋を作るために来日しており、その途中で岐阜の長良川に寄り鵜飼いを見物しました。

その際にノグチは岐阜提灯に関心を寄せ、尾関次七商店(現在の株式会社オゼキ)の工場を見学しました。

ノグチは伝統的な提灯の製法を見て、デザインの自由さと柔軟さに新たな可能性を予感し、早速新しい提灯のデザインを二つ手掛けました。

 

同じ年の8月にアメリカに帰国していたノグチの元に試作された岐阜提灯が届けられ、その出来栄えに満足をしたノグチは再度義父に向かい新たな提灯の試作を行いました。

ノグチはその後30年以上に渡り提灯のデザインを手掛け200種類以上の形を生み出しました。

そしてこの新しい提灯をノグチは”太陽の光や月の光を空間に入れるように”という意味で「AKARI」と名付けました。

 

akariスタンドライト

AKARIシリーズはペンダントライト、スタンドライト、フロアスタンドと多様なラインナップで展開されています。

 

ノグチは提灯のデザインとともに照明の構造も考えました。

小さく折りたたんでコンパクトにできるという提灯本来の良さを活かし、内部フレームともなるワイヤースタンドでデザインを保持する構造に統一しました。

畳んだ状態で封筒で送れるサイズになることで流通の問題が解消できます。

ノグチは封筒に実際に入れてバックミンスター・フラーに送ったというストーリーがあります。

 

アカリ23N

竹でフレームを形を作り、彫刻として表現豊かになりながらも実用的な照明という部分でAKARIは優秀です。

さらに折りたたみすることで物流コストの削減もでき、ガラス製とは違い破損リスクもないことが魅力です。

 

もともとは価格が低かったのがすごく良い名作照明だったのですが、最近はちょっとそんな感じではなくなってきていますけど、それでもまだまだロープライスで手に入りやすい印象です。

技術が必要かつクラフトな製法により量産が出来ないためこの時代ではしょうがないですけどね。

 

個人的に好きなのは上写真の23Nです。

 

アカリ23Nと人の比較

こうして見ると巨大さがわかりませんか?

20台前半の若かりし頃の私が前に立っています。以前働いていたショップでの写真です。

私が身長180cmですので23Nの大きさはたるやといった感じですよね。

このポッテリとした巨大な存在感が面白いです。

 

ちょうど写真手前にはノグチコーヒーテーブルが写っていますので相性も良いです。

このサイズともなると和紙といった柔軟な素材じゃないと現実的ではないです。

想像した彫刻的デザインをそのまま再現できるのがこの和紙によるシェードですね。

 

【ノグチコーヒーテーブル】のストーリーと原型となったオリジナル
イサム・ノグチの代表作ガラスコーヒーテーブルにはストーリーがあります。 ロブス・ジョン・ギビングスに真似されたというテーブルとはどんなものか、オリジナルのコーヒーテーブルはなにか、そんな話を書きました。

 

AKARIはイサム・ノグチのプロダクトの中でもっとも手に入りやすい物の一つなので、照明として気にいれば良い空間に仕上げられると思いますよ。

和モダンな空間にはぜひつけたいところです。

 

私が岐阜出身なので馴染み深いです。

 

和モダンの見本ともなる最上のコーディネート
インテリアコーディネートの一つのジャンルに和モダンがあります。 和モダンとはどんな表現か、そして私が考える最上の和モダンをお見せします。

 

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